さいたま市の背中(114)『入場規制が掛かるヤオコー浦和パルコ店』

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どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

11月22日(木)14:00

この日、ぼくは浦和駅に降り立ちました。
平日の日中だけど会社は午後半休を取りました。

そこまでして浦和に来た理由とは!?

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今や浦和駅の「顔」として東口に鎮座するパルコ。

しかし今日はいつものパルコとは少し違う。
なぜか!?

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そう、それはスーパーマーケットであるヤオコーが地階に入居をしたこと。

元々パルコの地階には大丸の(高級)食品スーパーが入っていました。
確かにパルコのオシャレな雰囲気に大丸はマッチしていたかも知れません。

しかし如何せん食品の値段が高かった。
駅の反対側に競合の伊勢丹があったからか値段設定も強気でした。

そんな大丸が7月に撤退し、ヤオコーが入ると聞いた時は衝撃でした。
ヤオコーは庶民的なスーパーで、主に住宅地に多くある印象だったから。
それが浦和駅前、それもパルコというオシャレビルの地下に出店するとは。
ヤオコー、勝負に出たな、と思いました。

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ぼくは別に初物好きではないのですが、そんな理由もあって今回は興味津々で開店初日に来てみました。
入り口には毎年エントランスに出ている恒例のクリスマスツリー。

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庶民的なイメージしかなかったロゴも、こうやってみるとオシャレに見えるから不思議なもんです。

早速エスカレータを降りて行きます。
まだお昼を食べていなかったので、何か弁当でも買いたいなぁと思いました。

しかしエスカレータを降りて眼にした衝撃の光景は!?

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なんと入場規制。

これまで生きてきて、食品スーパーに入れなかったのは初めてです。

信じられない光景に嫌気が指してスーパーの中に入ることを断念。
その代わり他のテナントを巡ってみることにしました。

特徴的に感じたのは、地元密着の店舗が多いこと。

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個性的で笑えて楽しいお菓子が揃っている『秘密のおかしさん』
本店もさいたま市で、市内に数店舗展開しています。
オシャレなパルコのイメージにぴったりですね。
http://okashisan.com/shop.htm

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テレビ東京の『モヤさま』の浦和の回でも取り上げられた『魔女のコッペパン』。
そんなこともあり、今回の地階リニューアルの目玉店舗だったのではないかと思います。
実はこのお店の本店はパルコから徒歩5分の距離にあります。
それだけに「まさか至近距離のパルコに店舗を出すとは!」と驚きました。
http://majyocoppe.jp/index.html

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こちらも本店がさいたま市内にある『熊谷珈琲』。
ここまで地元のお店を揃えるとは地域密着にも程があるぜ(良い意味)。
ちなみに同じフロアにはタリーズコーヒーも出店してます。
http://kumagaicoffee.com/about.html

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函館ジェラートの『MILKISSIMO』も目玉の一つだったと思います。
このブロクでも幾度となく言及していますが北海道好きとしてはたまらない。
さすがに寒さ厳しいこの季節、お客は目立って少なかった気がします。
http://www.milkissimo.com/ja/

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100均のキャンドゥーはリニューアルして戻ってきました。
正直、以前のはレイアウトや陳列が古っぽい感じが否めなかったけど
リニューアルしたことにより洗練された都会っぽい雰囲気になりました。

ちなみに競合は西口にあるこれこれの2店舗のダイソーです。

その他、和菓子屋やクッキーなど、様々なお店が出店してましたよ。
詳しくは浦和パルコのウェブサイトをチェックや!

そんなこんなで結局スーパーには入らず撤収。
睡眠不足で眠かったしまだ後日くれば良いし。

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関係ないけど浦和駅併設の成城石井もメチャ混みでした。

11月24日(金)20:00

再び仕事終わりの浦和駅。

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今度は夜。
さすがに夜、しかも21時の閉店間際なら空いているだろう。
そして高級路線の大丸時代にはなかったスーパー恒例の
「閉店間際の値引き」あるかも大いに気になるところでした。

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お惣菜には値下げシールぺたぺた。
おぉさすが庶民的スーパーのヤオコー。

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揚げ物も残りまくり(茶色い!)
これは今後の夕食に期待できそうだ!

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リニューアル前はパン屋が独立してあったのだけど
新生パルコでは、ヤオコーの中にパン屋が組み込まれていました。
この日の夕食はカレーパンとコッペパン。
それを食べて同じ建物にある映画館で映画を見てきましたよ。

11月26日(日)11:00

この日はヤオコーというよりパルコにお買い物。
無事買い物を終えて、またもやヤオコーへ。
この一週間で早くも3回のヤオコー訪問。

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美味しそうだったおにぎりを昼飯に購入。
焼きおにぎりでしかも具が入ってるって珍しいですよね?
とてもとても美味でした。

そんな訳で3日間、パルコとヤオコーに通い詰めました。
やはり一等地に出店ということもあり、店員の対応も品揃えも攻めてました。
難点といえば、他の店舗と違い、車や自転車で行きにくいことかな。
もちろん駐車場も駐輪場もあるけども。
あと大丸時代とは違いパルコカードでは割引にならないみたいです。

そんな訳でリニュアルしたばかりの浦和パルコとヤオコー。
来春には浦和駅に新生アトレがでっかくオープン。
ますます楽しくなる浦和駅周辺にみんなも行ってみようぜ!

おしまい。

(参考リンク)
パルコ浦和店
ヤオコー浦和パルコ店

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役目を終えた大丸カードと、これからお世話になるヤオコーカード。
11/28(火)までは入会金無料などのキャンペーン実施中とのこと。

【まつ直近記事3本】
(111)『今更ですが5月のビール祭りをレビューします』
(112)『東浦和花火大会レポート:雨との闘いでした』
(113)『埼玉県に一店舗しかない三宝亭のラーメン!』

さいたま市の背中(113)『埼玉県に一店舗しかない三宝亭のラーメン!』

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どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

日経平均株価が連騰したり、雨が1週間降り続いたりと、「連続」が世を騒がす今年の秋です。
秋といえば芸術!読書!など挙げられますが、食欲も外せませんですな。
というわけで今回は久々の食レポでございます。

今回訪問したのは、JR埼京線の与野本町と北与野駅の中間にある三宝亭(さんぽうてい)与野本町店!

何気にラーメン屋プチ激戦区でもあるさいたま市。
この店の存在自体は数年前から認知はしていましたが、
一途なぼくは長いあいだ前を素通りして違うラーメン屋に通っていました。

基本的には味噌ラーメンや豚骨ラーメンが好きなワタクシ。
三宝亭ってネーミングの時点で「中華っぽいな」て思うじゃないですか。
中華の気分てなかなかないんですよ、ぼく。

しかしある日の午前中、ふと思ったんですね。
「今日は中華だ!」と。
それなら今日は三宝亭に行ってみよう!
となったのです。

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三宝亭与野本町店は、線路の高架下に店舗と駐車場があります。
つまりラーメンを食べてる頭上で新幹線やら埼京線が猛スピードで走り抜けていくわけです。
駅から歩くと軽い散歩レベルになるので、駐車場が完備されています。
ぼくは自転車で行きましたよ。

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お店の面構えはこんな感じです。
もろに中華って書いてありますね。

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ぼくは混雑が嫌いなので、ランチは開店直後に行くことが多いです。
今回も開店と同時の11時に入店をしましたよ。

当然ながら一番乗り。
ラーメン屋といえば、「薄汚れて朽ちたレトロ感」という物凄い先入観を持ってしまいますが、
こちらのお店は「スカイラークか!」てくらいにキレイなファミレスチックでしたよ。
それだけでも高感度高し。
デートにも使えるよ!

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メニューを開いてみます(ちなみにメニューもキレイだった!)。
五目ラーメンや坦々麺は中華のイメージを裏切りませんね。

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ご飯ものも充実してるよ!

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こちら夏の期間限定メニュー。
店先にも看板が出てました。
秋に行ってないのがバレバレですね笑
今は終了してしまったかと思います。

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こってり背油ラーメン。
たまらないですね。

さてさてメニューを端から端まで眺めてみました。
この日の気分は朝起きた瞬間から塩ラーメンでしたのよ。
前日は飲み会だったのでアッサリしたのが食べたかったのです。

塩ラーメンは品数が限られていました。
なのでほぼ迷うことなく選んだラーメンがこちら!

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鶏白湯塩ラーメン(煮卵トッピング!)

見た目こってりですね。
えぇたしかにこってりでしたよ。
白湯(ぱいたん)、なんのこっちゃと思いましたが、何か身体によさそうやん?
ちなみに画像の右上の見えない場所にはビール中ジョッキもありましたよ笑
ビールとラーメンを同時に頼み、数分で「飲みの後のラーメン」をよく演出します。
身体に良いのか悪いのか・・・(きっと悪いよね!)

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麺は細麺でした!
具材もありますしナカナカの食べ応えでしたよ!
これからの寒い時期は尚更美味しいでしょうなぁ。
ごちそうさまでした。

この三宝亭を運営する三宝という会社は、創業は新潟県だそうです。
店舗一覧を見ても、新潟県内が圧倒的に多いですね。

そんな中、埼玉県内の店舗は、今回紹介した与野本町店のみ!
(2017年10月現在)
つまり埼玉県内の人がこの記事を読んで、三宝亭に行きたくなったなら、さいたま市に来るしかないのです!

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しかしなぜ大宮や浦和、または国道17号線という商業地域ではなく、住宅街の高架下に出店を決めたのか。
店舗開発担当者を小一時間ほど問い詰めたい気持ちになりましたよ。

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お昼が近付くにつれて、お客さんがどんどん増えてきました。
ぼくのようなお一人さんもいれば、老夫婦やファミリーも多くいました。
店員さんもホスピタリティや活気があり、大変良いランチとなりました。
味も雰囲気も良いし、地域に愛されているお店なんだと実感しましたよ。

みんなも三宝亭のラーメンを食べに行こうぜ!

おしまい。

(参考リンク)
三宝グループwebサイト

【まつ直近記事3本】
(110)『さいたま市の個人的想い出の桜三選!』
(111)『今更ですが5月のビール祭りをレビューします』
(112)『東浦和花火大会レポート:雨との闘いでした』

さいたま市の背中(112)『東浦和花火大会レポート:雨との闘いでした』

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どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

今年もさいたま市の花火大会三連チャンの時期がやってきました。
三連チャンとは大和田、東浦和、岩槻のそれぞれの会場の花火大会のことですね。
このブログでもこれまで飽きずに幾度となく花火大会のレポートを上げています。

(62)『雨ニモ負ケズ花火大会』
(67)『さいたま市花火大会大和田会場2013』
(93)『さいたま市花火大会@大和田公園レポート時々市長』

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今年もブログの報酬代わりの招待券を頂くことができました。
スケジュールの都合上、行けるのは8/11(金)の東浦和大間木公園会場でした。

そんなこんなで楽しみにしていたのですが、当日は朝から曇り模様の空。
夜なんか雨なんて言っちゃてるし!

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東浦和会場に行くのは3回目くらいなんだけど、毎回雨を心配している気がします。
何だかんだで打ち上げ開始時間には雨は上がるんですが、今回は完全な傘マーク。
東浦和に向かう車ではもうワイパーを動かしちゃってる状態。

それでも会場に近付くにつれ段々小雨になるのは祭りの奇跡か。
なお今回の同行者は浴衣姿の妻です。

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駅前では少し前に流行ったDJポリス風の警備隊員。
特に笑わせるようなことはなく淡々と仕事をしていました。
まぁあれは警視庁だしね。

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東浦和駅前に着いたのは打上開始の約30分前。
駅前の道路は歩行者専用となり、老若男女縁石や路上など思い思いの場所を確保し始めていました。
招待券を持っている我々はもっと打上会場に近い場所で見ることができます。

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暗くて写真は撮れていないのだけど、今年は招待客専用の近道ができていて
人混みに飲み込まれることなく裏道から会場に行けるというVIP待遇でした。

駅から15分くらい歩いて招待席エリアに到着。
近くの屋台でお好み焼きとじゃがバターという王道一直線の夕飯を買いました。

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打上開始は19時30分。
遠くで光り輝く大会実行委員長の清水勇人市長の挨拶からスタート。
「皆の者、楽しんでくれたまへ」という趣旨の挨拶が終わりカウントダウンに移行。

ごー、よん、さん、にぃ、いち・・・

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どひゃーんと上がる出だしの花火。

わぁー、すごーい、ちかーい。

周りから聞こえる感動の言葉。

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気にしていた雨はどうだったのか。
実はこの間もずっと小雨が続いていました。
それでも会場で雨具や傘を使う人はいませんでした。

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しかし開始約20分後。
いよいよ個人的には看過できない感じの雨模様になってきました。
それでも花火は目の前で淡々と5,000発の在庫を消化していきます。

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ビニール傘越しに見る花火。
初めての経験です。

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傘差しの花火大会。
もはや落下物から身を守る世界の住人のよう。

でも雨足が強くなったのはこの時だけでした。
こんなこと言っちゃなんですが、さいたま市の花火大会は非常にシンプルです。
シンプルかつスピーディ。
雨のことを心配しているうちにあっという間にフィナーレです。

あれ?ほんとに5,000発あった?

ぼくね、気付いてしまったんです。

大輪の如く大きく開く花火(割物っていうらしいですね)が5,000発ではなく、
下に付属する細かい火玉もきっと5,000発の中に入っているのだろうな、と。

今までぼくは、あれは割物の火花的な副産物だと思ってたんですよ。
しかし蓋を開けてみれば、しっかり花火大会の構成員として計上されているわけですよ(おそらく)

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だから上記の画像だと、パッと見は割物の5発だけど思いきや、
実は下の構成員も加算すると、約40発はゆうに超えるわけですね。
なるほどなぁ、花火大会の発数にはそんなカラクリがあるのだなぁ。

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そんな下世話なことを考えているうちにフィナーレ。
最後は在庫処分の決算セール並に大量に打ち上げられます。

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にしてもさすがiPhoneですわ。
テキトーに撮ってもそれなりに「見れる」画像で応えてくれます。
前回までは超低品質のスマホだったから酷いものでした(メーカー名は秘密だぜ)。

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そんなこんなで納涼とは程遠い花火鑑賞はこれで終了。
結局雨は終盤には完全に上がり、むしろ涼しい花火大会となりました。

さいたま市の三連チャン花火大会、残りは8/19(土)の岩槻会場です。
近隣の人は行ってみようぜ!

おしまい。

*この花火大会の終了を待っていたかのように雨は夜遅くから本降りになりました。

(参考リンク)
平成29年度さいたま市花火大会

【まつ直近記事3本】
(109)『伊勢丹浦和店の大北海道展に行ってきたよ!』
(110)『さいたま市の個人的想い出の桜三選!』
(111)『今更ですが5月のビール祭りをレビューします』

さいたま市の背中(111)『今更ですが5月のビール祭りをレビューします』

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どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

猛暑日が続いております。皆さま如何お過ごしでしょうか。
私事ですが5、6月は仕事で日本全国を飛び回っていたり、数字が弱いのを克服しようと簿記3級を受験してみたり、転職活動をしてみたり、と忙しい日々を過ごしておりました。
お陰様で簿記3級は6月の試験で、2回目の挑戦にして合格という結果になりまりました。
ありがとうございます。

さてすっかりご無沙汰してしまいましたが、今更ながら5月のビール祭りのレビューをします。
年2回、春と秋に開催される、さいたま市が世界に誇るビール祭りinけやき広場。
日本全国のクラフトビールを楽しむことができるイベントです。

今年の春は5/17(木)~5/21(日)に開催されました。
速報性が命のネット時代、何なら会場からリアルタイムで全世界に発信できますが、2ヵ月後に堂々とレビューしちゃうのは私くらいでしょう。

さて、半年も前から楽しみにしていた春のビール祭り。
どれくらい楽しみにしてたかっていうと、16時スタートだった初日の木曜、会社に行きませんでしたからね。
決してサボりではなく在宅勤務&フレックスという合わせ技を駆使しての参戦。

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16時のスタートに合わせて最寄り駅である埼京線北与野駅から歩いてけやき広場に向かっていきます。
世の中的にはまだ仕事をしている時間帯だからガラガラなのかなぁ。
そんなことを思っていたのですが。

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あなたたち、仕事は?
一人ひとり問い詰めたくなりました。
平日の16時からビールですか、まったくケシカランですな!
ぼくもそのうちの一人なんですけど。
日本人(埼玉県民?)、思ったよりも不真面目で安心しました。

16時オープンということで、既に準備完了、旨いビールありまっせ、という店もあれば、まだ準備中というお店も。
楽しみ方は色々。お目当てのブランドに並ぶもよし、気になるブランドを探してみるのもよし。
ぼくの場合は「直ぐに買える店」。並ぶのは嫌だ。

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例えばこういう店ですね。見事に並ばれていません。最高です。
富山は北陸新幹線が開通して、アクセスが一気に楽になりましたな。

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富山について語っておきながら最初に購入をしたのは田沢湖ビール。
一人で来たので乾杯する相手もおらず会場の端に移動をして飲みます。
仕事中の同僚に写メってみましたら、冷静に「秋田か」と返信がありました。

売っているのはビールだけではなく、もちろんその土地のツマミも一緒に売られています。
アワビだったり、サバだったり、唐揚げだったり、ジンギスカンだったり、ビールとの相性は抜群としか言いようがない。

そんなぼくが買ったツマミはこれだ!

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けやき広場の下にあるローソンで買ったエルチキとブラックサンダー。
基本、酒を飲むとそんなに食べる人じゃないし、やっぱお店のは一人で食べるには多いんですよね(そして微妙に高い)。
まぁ選択肢は色々ありますよということで。もちろん周辺にはレストランだってありますし。

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周辺環境が去年と大きく変わったのは、けやき広場の正面にドドーンとこの建物が建ったことでしょう。
この大きな建物、さいたま赤十字病院です。

病院の目の前でビール祭り、かなりシュールです。
飲みすぎて搬送される人がいないことを願います。
なお病院前に広々した空間とベンチがありますが、そこで飲んでると警備員に怒られます(怒られた)

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夜になり陽が落ちました。
ちなみにぼくはこの間に一旦帰宅して仮眠しています。
夜は仕事を終えた妻と待ち合わせて再訪しました。

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この時間になるともうしっちゃかめっちゃか。
何を飲んでも一緒(ぼくの場合)。

舞浜地ビールも飲んだのかどうか。
写真撮ったのだから飲んだのかな。

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ちなみにこの日は「JRさいたま新都心ビル」のオープン日でもありました。
ホテルの他に飲食店が多数入っております。
ますます賑やかになります、新都心。

そんなわけで、今回もビール祭りを堪能しました。
早くも楽しみになるのが秋のビール祭り。

何月だっけなー、10月くらいだったっけなー。
まだ少し暖かい10月のビールも旨いわなー。

そう思ってホームページをチェックしたら。

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8月末じゃないの!?もはや秋じゃなくて真夏じゃないの!?

一体どうしちゃったのか。
秋会場がけやき広場じゃなくてアリーナなのはいつも通り。
色々と大人の事情があったのだろうか。

まぁ良い。
真夏のビール、それも最高じゃないの。
10月だとちょっと先だけど、8月だったら直ぐやってくる!
スケジュールにもメモメモ。他の予定は入れない。

ではみんな、次のビール祭りで会おうぜ!

おしまい。

(参考リンク)
けやきひろばビール祭り さいたま市都心

【まつ直近記事3本】
(108)『お蔵入り記事:ビール祭りの思い出』
(109)『伊勢丹浦和店の大北海道展に行ってきたよ!』
(110)『さいたま市の個人的想い出の桜三選!』

盆栽に魅了されたタイ人による、タイでの盆栽ビジネスについて

タイ王国。あなたはこの国の名前を聞いて何を思い浮かべますか?辛くて美味しいタイ料理や、蒼いビーチや黄金の寺院などに代表される観光スポットを挙げる方が多いのではないでしょうか。その他にはムエタイ、タイビール、タイシルク、タイ仏教などといったキーワードもありますね。
タイは親日国としても知られ、日本と親密な関係を築きながら経済成長を遂げてきました。今日では日本はもちろん世界中から多くの人たちが観光・ビジネスなどを目的にタイを訪れています。皆さんの中にもタイに行ったことがあるという方は多いのではないでしょうか。

そんなタイにおいてあなたは「盆栽」をイメージすることはできますか?盆栽といえば、何となく日本にしかなく、ましてや年間を通じて高温のタイで栽培できるのだろうか、と疑問に思うのではないでしょうか。実際にぼくはそう思っていました。むしろイメージできるのは椰子の木やバナナ、パイナップルという常夏の植物たち。
4月の中旬、ぼくはタイの首都バンコクを訪れる機会があり、その旅の途中で現地で盆栽ビジネスを手がけているマノップさんというタイ人男性にインタビューをする機会を得ました。世界盆栽大会が28年振りに日本はさいたま市で開催され、盆栽の魅力が改めて見直されています。このインタビュー記事を通して、ぜひタイや盆栽の新たな世界観を感じて頂ければ嬉しいです!(インタビュー中に挿入されている盆栽は全てマノップさんが所有する盆栽です)

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バンコク在住のマノップさん↑。「世界盆栽大会inさいたま」のファイルと。

まつ:はじめまして。まつと言います。さいたま市という街から来ました。・・・さいたま市って知ってますか?こちら、さいたま市が世界に誇る大宮盆栽美術館と、来週開催される世界盆栽大会のパンフレットをお持ちしました。よかったらどうぞ。

マノップさんもちろん知ってますよ。大宮盆栽村は有名ですよね。行ったこともあります。もう20年近く通ってますね。(パンフレットを指差しながら)この盆栽は以前は高木盆栽美術館にあったものですね。こちらは蔓青園の盆栽ですね。実際に見たことがあります。

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タイの盆栽ビジネスについて

まつ:詳しいですね!驚きました。では早速インタビューに入らせてください。まず最初にマノップさんと盆栽の関わりについて教えて頂けますか。マノップさんにとって盆栽はビジネスですか?それとも趣味ですか?

マノップさん:最初は趣味であり、それがサイドビジネスに発展しました。本業はお茶飲料会社の経営をしています。盆栽の数が増えてくると庭のスペースが足りなくなりますよね。ではそこでどうするか。売るのです。古い盆栽を売って、新しい盆栽を買う。そしてある時、「おっ、もしかしてこれはビジネスになるのでは」と気付いたのです。それが私の盆栽ビジネスの始まりでした。

まつ:盆栽はどこから購入しているのですか?

マノップさん:当初は中国から輸入をしていました。しかし品質がいまいちでしたので、その次は台湾からも輸入するようになりました。台湾では真柏(しんぱく)や黒松を仕入れることができました。タイに比べて台湾は気温が低いですよね。日本は台湾より更に気温が低いので、台湾の次は日本の盆栽もタイで栽培できるかテストしてみようと思い、日本からも盆栽を輸入することになりました。

まつ:気温のことに触れられましたが、タイはとても暑い国ですよね。盆栽を栽培する上で何か問題はあるのでしょうか。

マノップさん:全て大丈夫というわけではありませんが、いくつかの品種は問題ありません。例えばアザレアは駄目です。楓も種類によりますが難しいものもあります。いま私が輸入している盆栽の多くは真柏(しんぱく)と黒松です。

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まつ:「盆栽」は日本語ですが、タイでも同じようにBonsaiと発音するのですか?盆栽の知名度はどれくらいなのでしょうか。

マノップさん:はい、タイでもBonsaiで通じます。また、タイでは「マイダット」と呼ばれる鑑賞植物があります。写真をお見せしますよ。

まつ:これが「マイダット」ですか。なんか盆栽に似ていますね。

マノップさん:そうですね。しかし盆栽とマイダットは手入れ方法が異なります。例えば水やりや剪定などですね。マイダットは手入れがとても簡単です。毎日定期的に水を与えるだけです。しかし日本の盆栽は手入れに気を遣わなければなりません。もしマイダットの園芸家が日本の盆栽を栽培しようとしても簡単ではないでしょう。

まつ:マノップさんの盆栽ビジネスは好調ですか?客層はどのような方たちなのでしょうか。

マノップさん結論から言うととても良いビジネスと言えます。なぜか。盆栽を日本から輸入をすると当然コストは増します。そうなると購入層は自然と高所得者に集中します。また、これらの盆栽の手入れするのは誰でしょうか。多くは庭師などのスタッフであり、彼らは自分自身で手入れをすることはほとんどありません。もしスタッフが丁寧に手入れをすれば問題はありません。一方で丁寧に手入れをしなかった場合、例えば水をあげ過ぎたりしてしまった場合は枯らしてしまいます。丁寧に手入れをする顧客はまた購入をしてくれますし、そうでない顧客は購入をしなくなります。まちまちではありますが、総じて好調と言えます。

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盆栽との出会い

まつ:そもそもマノップさんが盆栽を好きになったきっかけは何だったのでしょうか。

マノップさん9歳の時です。私の父の友人が当時、台湾の盆栽を収集していました。それを見て「わぁなんてキレイなんだろう」と思ったのです。そして「1個ちょうだい!」と言って、実際に1個貰いました(笑)。それ以来すこしずつ収集をするようになったのです。

まつ:そして今はどれくらいの盆栽をお持ちなのでしょうか。

マノップさん:数えたことないですね・・・。大体150鉢くらいでしょうか。

まつ:沢山ありますね!それらは全て販売用なのでしょうか?

マノップさん:はい、そうです。最近は小さくて若い品種、安価な盆栽を仕入れていますね。その方がお客さんも購入してくれます。というのも、多くのお客さんは、やはり大きくて立派な盆栽を気に入ります。しかし値段を聞いて「あっ」と驚くのです(笑)。とはいっても小さいから安いとは限りません。結局は品質に左右されます。

まつ:それだけ多くの盆栽を扱うと、当然手入れは必要ですよね。どのように勉強したのですか?

マノップさん最初は日本の盆栽雑誌を読んで勉強しました。私は日本語は読めませんが、写真が分かりやすかったのでそれを見て勉強したのです。ただそれはあくまでも基本的な知識でした。それ以上は盆栽園や販売業者に直接聞く必要がありました。

まつ:盆栽園というのは日本のですか?

マノップさん:はい、もちろんそうです。私が日本に仕入れに行く時は盆栽園に3~4時間は滞在をし、色々なことを質問します。

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大宮盆栽村について

まつ:冒頭で大宮盆栽村に行ったことがあると言ってましたよね。その時に受けた印象などは覚えていますか?

マノップさん盆栽村に住んでいる住民たちは必ず盆栽を栽培しているのだろうか、と訪問前は思っていました。しかしいざ行ってみると「ん?盆栽はどこだ?」(笑)。そして地図をもらって歩いてみました。当時盆栽園は全部で7ヶ所。それで盆栽村って呼べるの?と思いましたね(笑)。それでもやはり盆栽が好きだから、どの盆栽園でも1~2時間は滞在しました。幸せな時間でしたね。

まつ注:かつては30くらいあった盆栽園ですが、現在は5つほどだそうです。かつての最盛期に来たら「盆栽村」の名前の通りだったかもしれませんね。

まつ:大変お詳しいですが、そもそも日本へは何回行ったことあるのですか?

マノップさん:そうですね、日本には少なくとも100回は訪問しています。大宮の盆栽村だけでも過去20年間に30回は行っていますよ。

まつ:100回!それは凄い!ところで盆栽以外で興味のあることはありますか?

マノップさん日本の伝統芸術全般が好きです。例えば水石(すいせき)です。盆栽を飾る時には水石も傍らにあります。それ以来少しずつ購入するようになりました。また本業がお茶を中心とした飲料会社の経営なので、茶碗やぐい飲みなども収集しています。

まつ:好きな盆栽家はいますか?

マノップさん:答えにくいですね。もちろん沢山の盆栽家と面識があります。しかし仮に私がたった一人だけの名前を挙げて、それが記事となって掲載されたらややこしい問題になりますよね(笑)。だから「今後も盆栽家の皆さんとは良い関係でいたい」というという回答にさせてください(笑)。

まつ:タイでの盆栽について色々お話をきけて大変嬉しいです。貴重なお時間をありがとうござました。また日本の盆栽を愛して頂きありがとうございました。

11
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マノップさんにアポを取ったのはバンコク入りの2日前。当日は日曜日ということもあり、限られた時間の中でのインタビューでした。流暢な英語を話すマノップさんはぼくの無知な質問に対しても丁寧に答えてくれました。それどころか日本はもちろん大宮盆栽村には30回は行っているとのこと。もしかしたらぼくと近所ですれ違っていたかも知れません。
この記事を書いている間にもマノップさんとはメールで質問のやり取りをしていましたが、豊富な知識に裏付けされれた的確な回答をしてくれました。その背景にあるのはタイの暑さに負けないマノップさんの盆栽への圧倒的な熱い情熱、盆栽に魅了された一人のタイ人の姿がありました。

そんな情熱エピソードの一つとして、マノップさんは日本盆栽協会が1934年から開催している「国風盆栽展」に出品した時の話をしてくれました。これまでの盆栽に関する全ての経験と情熱を注ぎ、日本最古と言われるこの格式高い盆栽展に出品できたことを「夢のような経験でとても誇りに思っている」とのこと。その盆栽との記念写真がこちら(撮影場所は顧客邸)。この写真はマノップさんの宝物なのだとか。

5

日本から遠く離れたバンコクで盆栽への熱い情熱を持つタイ人のお話でした。テレビ等では熱狂的な日本好きを見ることが多いですが実際に会うとただただ圧倒されます。違う国の文化に惚れ、愛す心。今回のタイでの盆栽ビジネスに係わるインタビューを通してぼくも盆栽の奥深さを初めてしることができたと思います。マノップさん、ありがとうございました!

・マノップさんの盆栽園(BONSAI KOEN)
http://www.bonsai-thailand.com/index.php