人形のまち岩槻では、9月26日(土)より一ヶ月間「重陽の節句」に合わせたイベントが開催されます。
【重陽の節句(ちょうようのせっく)】
五節句の一つであり、旧暦9月9日の行事(新暦だと今年は10月21日(水))。
他の節句と同様に中国から伝わり、平安時代より不老長寿を願い、菊にまつわる行事が行われてきたことから「菊の節句」とも呼ばれています。
現在も「後の雛」と言う風習の雛人形を飾り、古来より不老長寿の伝説がある「菊」を食し、健康と長寿を祝う伝統行事として伝わっています。
【後の雛(のちのひな)】
旧暦9月9日、人形を床の間に飾り、供え物をしてから桟俵に乗せて川に流す風習があり、それが3月3日の流し雛と同様の行事であることから、重陽の節句に飾る雛人形を「後の雛」と言います。
また、長寿の願いを込め、一年間しまったままにせず、虫干しをして痛みを防ぎ、長持ちさせようという知恵もあったそうです。
イベント開催中は、重陽の節句に合わせた食文化の体験や各店舗の個性ある「後の雛」の展示をご覧になることができます。
また、スタンプラリーを通して、岩槻をより深く知っていただくことができると思います。
ご自身の健康と長寿を祈願するとともに、岩槻の人形文化をお楽しみください。
■タイトル
人形のまち岩槻 後の雛と食文化めぐり 重陽の節句
■開催期間
平成27年9月26日(土)〜10月25日(日)
■会場
岩槻駅東口周辺、参加店(人形店、飲食店、博物館 ほか)
■内容
- 博物館スタンプラリー(4つのスタンプを集めた方には、各博物館にてプレゼントと交換)
- 地域の飲食店による食文化めぐり
- 人形店での「後の雛」の展示
参加店の営業情報やマップはこちら(PDF)
■参加店
【博物館】
【食事処】
【菓子処】
【人形店 ほか】
■問合せ
重陽の節句実行委員会
TEL.070-1274-4971
詳しくはこちら(人形の東玉「重陽の節句」特設ページ)
また、期間中には「創作人形フェスティバル」が開催されます。
雛人形とはまた違った味わいをお楽しみください。
■タイトル
創作人形フェスティバル
■日時
平成27年10月3日(土)〜12日(月・祝)
10時〜18時
■会場
岩槻駅東口周辺の協賛協力人形店
協賛協力人形店のマップはこちら(PDF)
■内容
創作人形の展示・販売やスタンプラリー(6つのスタンプを集めると、東玉にてプレゼントと交換)
■協賛協力人形店
先述しましたが、重陽の節句は旧暦9月9日にあたります。古来より奇数は、陽の数字として縁起のいいものとされており、特に「九」は最も大きい陽の数字であることから、陽が重なると書いて「重陽」となったそうです。
また、3月3日の桃の節供(雛祭り)に対し、重陽の節句は健康と長寿を願う意味があることから、「大人の雛祭り」ともとらえられています。
重陽の節句ならではの“雛祭り”をお楽しみください。