【さいたま市内紅葉スポット6選】お出かけ前にチェックして倍楽しもう!

朝晩ぐっと冷え込むようになり、さいたまも秋が深まってきました。

例年11月中旬頃から見頃を迎えるさいたま市内の紅葉。

気づいたら見頃を過ぎてた!?なんてことがないように、スポットを事前にチェックしておくのがオススメです!

画像は過去のものです。

氷川参道武蔵一宮氷川神社

さいたまに来たらココは外せない!

さいたま新都心駅近くの旧中山道から武蔵一宮氷川神社へ続く2kmの参道は、秋の紅葉散策にぴったり!

神社境内の紅葉もきれいですよ~。

 

大宮公園

武蔵一宮氷川神社でお参りした後は、大宮公園まで足をのばしてみましょう!

見頃になると白鳥池の木々が綺麗なグラデーションを見せてくれます。

公園入り口の紅葉もオススメです。

 

別所沼公園

浦和のオアシス!

色づいたメタセコイアが沼に反射して、これぞTHEフォトジェニック!

ジョギングで汗を流しながら紅葉を楽しめます。

 

与野公園

秋に咲くバラもとてもきれいな与野公園は、紅葉も見逃せません!

イチョウの葉が落ちて、黄色の絨毯になっているのが素敵です。

 

岩槻文化公園

(住所:さいたま市岩槻区大字村国229番地 )
(TEL:048-798-8411)

トラック沿いの紅葉も素敵ですが、テニスコートそばのイチョウもきれいに色づきます。
ベンチに座って、ゆっくり読書を楽しむのも良さそうです◎

 

▼ご紹介したスポット6選はこちら▼

 

秋の紅葉散策とともに、動画「さいたま歩きが楽しくなる見るガイドブック」を見ればより散策が楽しくなるかも?

今回ピックアップしたスポットが登場する回もありますよ~。

▶︎氷川参道・武蔵一宮氷川神社・大宮公園 登場

▶︎別所沼公園 登場回

 

週末は人出が増えているようです。

感染対策を行った上で散策を楽しみましょう。

さいたま市の背中(160)『(勝手に祝福)さいたま市誕生20周年お祝いメッセージ』

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

今年に入り、さいたま市報や市のホームページに、「さいたま市誕生20周年」を祝う著名人や親善大使からのお祝いメッセージが掲載されています。僕には特にオファーが来る気配がないので、この場をお借りして一市民として自発的にお祝いメッセージを贈りたいと思います。



さいたま市誕生20周年おめでとうございます。

社会人になり、色々な場所で色々な人と接するようになると、「ご出身は?」と聞かれることがあります。「さいたま市です」という答えで十分なはずなのですが、「生まれも育ちもさいたま市です」と答えるのが僕のお決まりのフレーズになっています。特に強く意識はしていないのですが、生粋のさいたま市民としての誇りが「生まれも育ちも」と言わせているのだと思います。

しかし、例えば「出身は札幌市です!」とか「生まれは那覇市です!」となれば、相手は「札幌ラーメンいいね!」とか「海が綺麗だよね!」とか返せるもんだと思いますが、「さいたま市か!」となることは皆無に等しく、会話がそれで一旦終了してしまいがちなのはさいたま市民の宿命かも知れません。

いや、思い返してみれば、金沢市の飲み屋であったにーちゃんには「さいたまスーパーアリーナ!」と言われ、名古屋市で入ったバーのマスターには「さいたまんぞう!」と言われ、那覇市のすし屋の女将さんには「『翔んで埼玉』観たよ!」と言われたことがあります。「さいたまんぞう」と『翔んで埼玉』はどちらかというと「埼玉県」だから市とはチョット違うんだけどね。良くて「浦和レッズ」「大宮アルディージャ」とかでしょうか。



さいたま市は2001年に浦和・与野・大宮の三市が合併して誕生しました(2005年に岩槻市も編入)。僕はそのうちの旧浦和市の出身です。当時僕は10代でしたが、記憶にあるのは新市の名称を市民から広く募集していたこと。記憶は曖昧ですが、確か僕は「浦和市」あるいは「埼玉市」のどちらかの案で応募をしたと思います。それが蓋を開けると新名称は「さいたま市」に決まり、「こんな貧弱な名称など認めない!日本人なら漢字で書け!」と憤っていましたが、何年も経つと自然と受け入れられるようになったのは不思議です。何よりも書くのが楽ですわ笑。

ちなみにさいたま市のホームページには当時の公募の集計結果が公表されています。それによると1位は僕も支持した「埼玉市」でしたが、最終的にはお偉いさんたちの天の声で2位の「さいたま市」に決定をしたようです。なお、県庁所在地でも何でもない旧大宮市の「大宮市」が3位、対して県庁所在地である旧浦和市の「浦和市」は6位というのは興味深いです。浦和vs大宮という対立構造がサッカーでは有名ですが、郷土推しでは大宮市に軍配が上がったようです。


(引用:さいたまWeb/「新市名称公募」結果のお知らせ

さて、旧浦和市で生まれた僕ですが、そのルーツを遡ると社会人となった父が実家を出るにあたり、1970年代に東京都内から移住してきたのが始まりです。浦和市も含めたさいたま市は交通の便が最強なことで有名ですが、当時は徒歩約15分の距離にやっと国鉄武蔵野線の西浦和駅が出来た頃でした。この武蔵野線というのが元々は貨物路線(詳細:Wikipedia)で、旅客電車の本数が異常に少なかったとのこと。なので、飲み会とかで武蔵野線の終電を逃した夜は、歩くと1時間くらいかかる次の最寄り駅である京浜東北線の南浦和駅から、タクシーで同じ方面の人たちをかき集めて、見ず知らずの人たちと乗り合わせて帰って来ていた、なんていう愉快な話を聞いたことがあります。

(引用:国土地理院地図

上の画像は自宅の近所であるJR埼京線武蔵浦和駅周辺の航空写真の比較です。南北に走る埼京線の開通は1985年まで待たなければなりません。2019年のほぼ真ん中にあるのが、僕の母校である大里小学校です。1970年代は広大な空き地になっているのが分かると思います。いや。空き地?沼地というか、荒れ地というか、なんかトグロを巻いていますね笑。

今では駅近は高層マンションが建ち並んでいますが、僕が生まれた1980年代でも自宅の周辺は田畑や更地だらけだった記憶があります。カエル・オタマジャクシ・トンボ・コオロギ・ザリガニなどと触れ合う、水路(ドブ)に転落する、野良犬に追いかけられる、駄菓子屋でたむろする、酒屋で親のビールを買って来る、など、既に平成だったけど昭和の香りが残るワイルドライフをこの地で謳歌できた最後の世代かも知れません。今では「住みたいランキング」で上位に入るさいたま市です。特に駅近は日本の平均年収世帯でも住宅購入は厳しいとも言われるくらい高騰しまくりなので、田畑と更地だらけの時代に入植してきた父は先見の明があったということでしょう。

幼稚園、小中学校は旧浦和市でした。高校から大学は市外に出るようになりましたが、いずれにしても帰る場所は実家である旧浦和市(後のさいたま市)でした。ちなみにバイト先のCD屋、郵便局、飲食店、いずれもさいたま市内。新卒で都内に勤めるようになってからも実家暮らし。数年後、実家を出るということになっても、初めての転居先はさいたま市中央区。少し金銭的な余裕が出て来た30代前半の転居先はさいたま市桜区、マイホームを手にした場所がさいたま市南区、という感じでさいたま市内をグルグルしています。



なぜそこまでさいたま市にこだわって住み着くのか。ぶっちゃけ理由は無いんですよね。普段は旅が多い生活なので、行く先々で「ここに住んだら楽しいだろうなぁ」といった妄想が膨らみますが、結局は「まぁ別にさいたま市で良いか」となるのです。この「まぁ別に」というのが良くも悪くもさいたま市の魅力なんじゃないかなぁと。ヨソの人に「さいたま市のお勧めポイントは?」を聞かれても困りますし。恐らくそんなさいたま市民は多いんじゃないかなぁと思います。僕にとってはとにかく「普通」。抽象的で便利な言葉だけど、「普通」という表現がベストなんです。

そういえば「普通」じゃないこともありました。そもそも一市民でしかない僕が、さいたま市の観光協会のブログになんでこんな独り言のような文章を長年書き続けているのか。せっかくの機会だから改めて簡単に説明すると、学生時代に自分のブログ(現在は閉鎖)を持っていまして、そこに誘導したいという邪な気持ちで活動の場を求めていたところ、さいたま市の観光サポーターを募集しているというのをネットで見つけたから。当初の教会の目論見としては、沢山の市民が様々な情報を市民目線で投稿する場にすることだったと思いますが、結果的には観光協会の公式投稿と一市民(僕)の投稿という不思議な関係が続いています。成果が出ているか分かりませんが、幸いにも事業仕分けに遭うこともなく、もう15年くらい書き続けています。今やこの場が僕のさいたま市に対する愛着を再認識させてくれる場となっています。他にも市民による素晴らしいブログやSNSが沢山ある中、どんな理由やキッカケであれ訪問してくれた読者(←いると信じたい)、貴重な経験を与えてくれた観光協会の歴代担当者に御礼申し上げます。

そんなわけで感謝の念が溢れる「さいたま市誕生20周年お祝いメッセージ」を勝手ではございますがお贈りいたします。おめでとう!

おしまい。

(参考リンク)
さいたま市20周年特設サイト
市報さいたま

【まつ直近記事3本】
(157)『さいたま市報を端から端まで読む』
(158)『一度は食べたい名店の味、狼煙 豚骨魚介カレーまぜそば、のインスタント麺!』
(159)『東京盛っていうから東京の地酒だと思ったらさいたま市の地酒だった!』

木を切る、木を割る、釘を打つ!「木の博物館 木力館」で子どもが楽しめる体験教室が開催されます。

さいたま市岩槻区の木力館(きりょくかん)で、木と触れ合う体験教室が開催されます。

内容は3種類で、のこぎり体験、釘打ち体験、まき割り体験の3種類です。

体験教室では埼玉県産の木材が使用されます。所用時間はおよそ1時間程度で、館長はじめスタッフさんがサポートに付いてくれますので、ご家族で安心して体験できます!

体験教室はこの10月より毎月第1、第2、第3日曜日に開催。新型コロナウイルス対策の為、毎回10名様限定(保護者の方含む)となりますので、事前のご予約が必要となります。予約は先着順です。空きがあれば当日の予約も可能です。

<木力館さんからのメッセージ>

「森がなければきれいな空気もおいしい水もありません。きれいな空気と美味しい水は森のおかげと言ってもいいでしょう。この体験教室を通じて、森の大切さ、森のありがたさをもっと知って頂ければ幸いです。」

■イベント詳細

  • 場 所:木の博物館 木力館(さいたま市岩槻区新方須賀558-2 (株)大忠敷地内)
  • 日 時:毎月第1、第2、第3日曜日 午後1時30分受付 2時開始
  • 参加費:無料(事前予約制)
  • 申込み/問合せ:TEL 048-799-1560 または、お問合せフォーム(イベントお申し込み)から
  • 詳 細:木力館公式サイト

木力館は天然材木を使って建てられた木の博物館です。木の香り、温もりを感じることのできる癒しのスポットでもあります。館内中央にそびえる螺旋階段は必見です。

例年、本格木造の建築物で行われる演奏会や夏祭りは地域の皆さんに大人気のイベントでした。新型コロナウイルスの影響でこれらイベントも中止になっていましたが、新しい催しとして今回の体験教室が行われることになりましたので、皆さんぜひご参加ください!

 

競馬場を横断!?浦和駅東口を歩くと商店会の美味しいものや、珍しい景観に出会えます。

今回は浦和駅東口周辺を散策!

まずは浦和駅東口から浦和競馬場へ向かって歩きます。


浦和駅から浦和競馬場までは徒歩約20分。
散歩にはちょうどいい距離ですね。

浦和駅東口を出て、お馴染みの浦和パルコを左に見ながら南浦和方面に向かいます。


信号を渡ってそのまま真っ直ぐ進んでいくと、左側になんとも魅力的なノボリが。

こちらのお店は、さいたま推奨土産品の「うさぎ餅最中と竜眼」でおなじみの、菓子処 加藤製菓さん。

店舗入口には、和菓子好きにはたまらないこんな看板も。


お店に入ると、色々な種類の美味しそうな商品がショーケースに並んでいます。




もう全部食べたいですよね。

和菓子の他にも、毎朝お店で炊いているというお赤飯や、手作りのクッキーなどもありました。


今回は看板に出ていた「大福」と、お勧めいただいた「もちもちdorayaki」と「水まんじゅう」を購入させていただきました。
(食リポは最後に載せておきます!)

お店を出て歩いていると、インパクトあるデザインが描かれた消防署がありました。

こちらは「さいたま市浦和消防署 日の出出張所」。


まさに日の出!?といったかたちのデザインで、とてもユニークですね。

消防署を過ぎて先に進み、こちらの信号を左へ。


そのまま真っ直ぐ進むと、浦和競馬場に到着です。

地元の方はご存知だと思いますが、なんと浦和競馬場は実際に競走馬が走るコースを歩いて横断することが出来ます。
※競馬開催日は立入不可、また開放時間は日によって変動します。

競馬場正面入口の右側道路を歩いて進み、こちらの扉から入ることが出来ます。


横を向くと。。


迫力あるコースが目の前に!

実際に競走馬が走るコースを間近に見れる景観はなかなか珍しいですよね。

近隣の方々は日々の通勤・通学や買い物などで利用されており、コースの内側には広場や公園もあるので、散歩やジョギングをされている方も多くいらっしゃいます。




コースの内側を北側に進むと扉があるので、こちらから競馬場の外へ通り抜けることが出来ます。


浦和駅東口へ戻るコースは、行きとは違うコースで歩いてみます。

競馬場を抜けて突き当たりを右に曲がり、次の交差点を左へ進んでいくと、奥に浦和パルコが見える道路に出られます。



浦和パルコ方面に進んでいくと、右手にあるこちらのお店が、さいたま推奨土産品の「江戸前煎餅」で有名な渡辺煎餅さんです。


お店の外の装飾は季節に応じて変えられているそうで、この日もお花がとても綺麗に咲いていました。

店頭では昔ながらの江戸前煎餅の他、ザラメのついた「さとう」のお煎餅なども販売しています。


美味しい江戸前煎餅の味は多くの方から愛されており、この日も常連のお客様が何人もいらっしゃっていました。


お店を出たところの信号を右へ曲がり、こちらの交差点を一方通行出口の方へ進むと、商店街に入ることが出来ます。


こちらの商店街を進んで右手にあるのが、「手作り蒟蒻」で人気の高松屋さんです。


お店で手作りされている蒟蒻やところてんは、店頭で朝7時半から販売されています。

高松屋さんは市内のイベントなどにも出店されることがあり、その際に販売されている玉こんにゃくは、行列が出来るほど人気があります。

(玉こんにゃくオススメです!)

そしてお店の入口で発見したのが、こちらの「黒おび商店街」ステッカー。

埼玉県では、他の商店街の模範となるような取組を行なっている県内の元気な商店街を「黒おび商店街」として認定しているとのことで、こちらの商店街一帯の「前地通り商店会」は、「黒おび商店街」として認定されていました!

先ほど立ち寄らせていただいた、加藤製菓さんと渡辺煎餅さんも前地通り商店会のお店さんです。

今回実際に歩いてみて、商店街はとても穏やかな雰囲気で、地元の方から親しまれている素敵な商店街だと感じました。

商店街をまっすぐ抜けた先の交差点を右に曲がると、浦和駅東口に出ることが出来ました。

今回の散策ルートの距離を調べてみると、約3km。
浦和駅東口から浦和競馬場までは歩道が整備されている道路が多く、とても歩きやすかったのでウォーキングコースにもお勧めです。




それでは最後に、加藤製菓さんで購入させていただいた和菓子をいただきたいと思います!


まずは大福ですが、朝つきたての生地はすごいモッチモチです!粒あんはやさしい甘さ。1個が大きいので、食べた後にかなりの満足感がありました。

次にもちもちdorayaki。
その名のとおり、生地はしっとりモチモチで、粒あんは優しい甘さでした。見た目は小ぶりな感じがしましたが、食べてみると丁度良いサイズで、とても上品などら焼きに感じました。

そして気になっていた水まんじゅう。
冷やしてから食べたのですが、ツルッモチッに加え、あんのしっとりが合わさって、口の中で溶けていくような食感でした。
ほんのり笹の風味も感じられました。

どれも美味しかったので大満足です。
次回は和菓子と一緒にお赤飯も食べてみたいと思います。

今回の浦和駅東口の散策では、美味しいものに出会い、お店の方々の親切で優しい人柄に触れ、心も胃袋も満たされるとても素敵な散策になりました。

皆さんも良かったら散策して見てください!


今回ご紹介したお店
【菓子処 加藤製菓】
住所:浦和区東高砂6-20
電話:048-882-4923
HP:https://www.katouseika.com

【(有)渡辺煎餅】
住所:浦和区前地2-7-17
電話:048-882-5208

【(有)高松屋】
住所:浦和区東高砂26-21
電話:048-882-3964

 

さいたま市の背中(159)『東京盛っていうから東京の地酒だと思ったらさいたま市の地酒だった!』

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

皆さん、お酒は好きですか?ぼくは強くはないけど好きです。晩酌は週3-4回くらいかな。一番好きななのはビールだけど、日本酒ブームが自分の中で定期的にやってきます。で、今がその日本酒ブームの真っただ中です。

日本酒の魅力は、米と水という日本の大地の恵みが詰め込まれていることでしょうか。基本的に日本のどの地方でも日本酒造りが行われ、それぞれの地域性やストーリーが反映されているウンチクさも魅力です。

とはいっても特段銘柄や種類に拘っているわけではなく、旅先で地酒を買ってみたり、近所のスーパーで1,000円前後のメジャーどころの日本酒を適当に買ってみたりと気軽に楽しんでいる感じです。

ある日のこと、ヤオコー浦和パルコ店に買い物に行った時のこと。日本酒が切れたから新しいのを買おうか、ということになりました。日本酒コーナーに向かうと、その一角に目立つ形で陳列されていた日本酒が眼に入りました。



まじか!東京の地酒じゃん!

前述の通り、日本酒の命は米と水。その二つとも決して名産地とは言えない東京の日本酒ってレアじゃんね!実際には酒蔵もいくつかあるけど、なかなか手に入れる機会は無いから、今回はこれを買って楽しもう!なお、お値段は1,000円程度。



その日の晩酌に楽しんで飲みました。さすが日本の首都でもあり、世界に誇る一大都市である東京の地酒。純米吟醸の特徴って知らないけど(笑)、癖もなくスイスイ飲める。香りは華やか。ラベルも粋だね。これがオリンピックのエンブレムでも良かったんじゃないの?と、酔った頭で適当なことを考えたり(購入したのはオリンピックの時期でした)。

3日くらいで飲み切ったのかな。また買いたいな。でも東京の地酒ってレアだからたまたま買えたのだろうな。どこで買えるかな。メーカーのサイトを覗いてみたら分かるかな。そう思って裏返してラベルを見てみると・・・。



え?さいたま?

さいたま市の地酒だったぁぁぁあぁぁァァァァ!

しかもぼくの過去記事でも取り上げたことのある小山本家酒造の日本酒でした!
(91)『一番安い日本酒を買ったらMADE IN さいたま市だった話、しかも旨い』

なんたる不意打ち。しかし嬉しい誤算。でも何でさいたま市で製造しているのに「東京盛」なのさ。

始まりは大正時代に遡り、遠縁の小山酒造(東京都北区岩淵)が、東京の更なる発展を願い名付けた銘柄です。移りゆく時代の中で変わらぬ味わいを醸し続け、1970年代までの長い間、庶民のお酒として親しまれ、愛されていました。
時代が令和へと移り変わる中、縁あって伝統ある銘柄を受け継ぎました。

『世界の人々を日本酒でおもてなしたい』
『東京を、日本を盛り上げたい』

歴史ある酒造りの技術と、新しさを追求していく革新との融合――
発売から約100年の時を経て、昔から今へと変わらぬ想いを繋ぎ、東京盛が蘇ります。

小山本家酒造のホームページにはそのように書いてありました。
現在は既に廃業してしまったけど、数年前まで東京都北区に小山酒造という酒蔵がありました。これは東京都区内に残る最後の酒蔵ということで有名であり、ぼくもその存在は知っていました。その小山酒造と、さいたま市の小山本家酒造は遠縁に当たるとのこと(それは知らなかったです)。そして東京の小山酒造が廃業した後に、さいたま市の小山本家酒造が小山酒造のかつての製品であった東京盛を引き継いで製造・販売した。ザックリまとめるとこんな感じですね。

なんか良い話やん!!!

あぁ~このストーリーだけで何杯も飲めるわ~。

つまり、元々は東京の地酒だったけれど、今は埼玉(さいたま)の地酒、ということで良いのかな。ちょっとそこの線引きは微妙ですけども。でも名前も歴史も引き継ぐって素敵な話ですわ。

後日、近所の違うスーパーに行ったら普通に置いてありました。比較的気軽に入手できるようです。これが可能なのは地元さいたま市だからなのか。旅が多いけれど、他の地方では埼玉の地酒はあまり見かけないから、埼玉周辺でしか買えない、のかも。もしくは通販か。



見ての通り、お手頃なお値段。プチ贅沢。買い溜めして飾っておきたいラベルデザイン。これは升をモチーフにした江戸文様とのこと。

そんなストーリー性抜群、デザイン性抜群、味も美味しい日本酒、さいたま市の地酒「東京盛」、みんなも飲んでみようぜ!

おしまい。



種類違いで純米大吟醸も有り。こちらはまだ未発見、未経験。

(参考リンク)
小山本家酒造 東京盛 製品サイト

【まつ直近記事3本】
(156)『まん延防止等重点措置下での一人飲み@かしら屋』
(157)『さいたま市報を端から端まで読む』
(158)『一度は食べたい名店の味、狼煙 豚骨魚介カレーまぜそば、のインスタント麺!』