さいたま市の背中(165)『背徳の平日ひとり昼飲み@酒蔵力 武蔵浦和店』

*この記事の時系列は2021年7月のものです。よって営業時間は現在と異なりますのでご注意ください。

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。
前回の記事に続いての「飲みネタ」で恐縮です。

日本各地にはそれぞれ特色のある「ローカル居酒屋」がありますが、さいたま市で有名な居酒屋といえば「酒蔵力」の名前を挙げる方が多いかと思います。



こちらの居酒屋、特にサッカーファンには知られた存在、あるいは「聖地」とも言われ、ホームチームである浦和レッズの試合や、日本代表の試合の際には、店内の大画面で試合が中継され、それ目当てに熱烈なファンで埋め尽くされることで有名です。言ってみれば和風のスポーツバーですね。ニュースなどにも良く取り上げられます。

酒蔵力(以下、力とします)の本店は浦和駅の近くにあります。その浦和の本店を中心に大宮や、さいたま市の南側のお隣である川口市、更に南に行って東京都内には池袋にもあるようです。とはいえ、大多数がさいたま市中心ですね。

そんな力ですが、我が家の最寄り駅である武蔵浦和駅にも支店があります。



左側のショーケースでお分かりのように、お持ち帰りも大人気です。しかし時刻はお昼前の平和な時間。ショーケース内には何もなく。開店前だから当然だな、と思いきや・・・。



11時オープン!?

お酒は仕事終わりや夜に飲むのが世間の常識かも知れませんが、昼飲みが大好きなワタクシ。11時から飲めると聞けば仕事なんてしてらんない。いつもは大混雑な力だけど、さすがに開店直後なら入れるだろう。後日仕事を休んで行きました。

*繰り返しになりますが、2022年1月現在は営業時間は本記事とは異なります。



力で有名なのは肉。最高ですね。世界ではSDGsの観点から「脱肉食」というのが静かに流行りつつあるみたいですが、そうなるとこういうお店はどうなるのカシラ、なんて壮大な気持ちになりながら入店。



武蔵浦和駅近辺ではサッポロビールが飲める店は多くはない、気がする(まつ調べ)。好きです、サッポロビール。これだけでも個人的には高評価。



スタートはポテサラと焼き鳥から。食べ物が到着する前にビールは半分以上空けています。この時点で時刻は11時15分くらい。同僚たちは今頃仕事しているのだろなぁ。



お次はメンチカツ。デカイ。誰かと飲みに来たらきっとシェアしたり、最後の一つはどうする?なんてことを考えたりするもんですね。しかし全てを出来立ての熱々のまま食らいつける幸せ。



そんな幸せを感じながら・・・



手元のメニューを眺めてみたり・・・



上を見上げてみたり・・・



禁煙に優しさを感じてみたり・・・

こうして昼飲みを楽しみました!

ホームページによると、開店時間は15時のようです。17時以降に開店する居酒屋が多い中、15時開店は非常に嬉しい!15時なら夕方でもないから十分に昼飲みの時間帯かな。

コロナ過の行方は予断を許しませんが、こうして昼飲みができる日が続くことを願っています。

おしまい。

(参考リンク)
・酒蔵力

さいたま市の背中(156)『まん延防止等重点措置下での一人飲み@かしら屋』

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

梅雨が明け、夏本番。夏といえばビール!となるところですが、埼玉県においては、「まん延防止等重点措置」の影響で簡単には飲みに繰り出すことができません。そのため家飲みにシフトしている人も多いかと思います。



本日時点で2021年8月22日までの期限で「まん延防止等重点措置」(以下、まん延防止措置と略します)が発出されているのは、さいたま市をはじめとした県南地域の自治体。これらの地域では飲食店、公共施設、住民に対して様々な要請が出ています。

酒を提供する飲食店については、抜粋をしてみると主に以下のような内容になっています。

1. 営業時間は5時~20時まで
2. 酒類の提供は原則自粛(感染防止対策を講じることで11時~19時まで提供可能)
3. 酒類提供の人数上限:1人、又は同居家族のみのグループに限る
(引用元:埼玉県におけるまん延防止等重点措置等に基づく協力要請

飲酒を目的とした利用者にとってハードルが高いのは、3なんじゃないかなぁと思います。実質的に仕事終わりに同僚と、友人と待ち合わせをして、とかは不可能なわけです。一人なら行けるけど、それなら行かないわ、という方が多いんじゃないかと思います。

しかしぼくはこれまでも基本は一人飲みが専門なもんで、簡単に飛び越えられるハードルでした。こんな表現をすると「まん延防止措置下で飲酒とは何事か!」とお怒りになる人も多いかと思いますけど、上述のように感染防止は必須ですし、行政のルールは遵守していますし、何よりも行き付けの飲食店を支えたい、という小さな使命感みたいなものがありました。



7月のある日の月曜日、ぼくは大宮の某所でテレワークをしていました。夕方の仕事終わりに訪問したのはこのブログでも取り上げたことのある「かしら屋」の南銀座店。大宮南銀座、通称「なんぎん」と呼ばれるこのエリアは、歌舞伎町を連想させる関東有数の歓楽街として知られています。一言で言うと、「夜の大人の街」ですね。



店に入るとまず消毒を求められます。カウンターに着いた後は非接触体温計で体温を測られます。余談ですが、先日他の施設に顔認証の体温計があったのですが、炎天下を歩いて来た直後だったので、表面温度が60度って出て「異常な体温です!」という機械音声が館内に響き渡った、という経験をしました。

そんなわけで最初の儀式を終え、無事に飲食にありつけることになりました。最初はビール、と言いたいところでしたが気分的にホッピー(黒)で開始。



ここ「かしら屋」はやきとり(実は豚のカシラ肉)が何も言わなくても自動で提供される、というローカルルール?があります(その他の種類は都度注文)そのため、無駄に声を発することなく飲食できるという、コロナ禍においては店員・客の双方にとって優しいシステムになっています。実際に滞在した30分弱の間で、ぼくが発した言葉は「ホッピー黒ください」「中ください」「レバー1本ください」「お会計お願いします」の4つだけでしたからね。



「かしら屋」は本来は一人飲み需要が非常に多く、開店直後でも場合によっては待ちになるくらいカウンターが埋まるのですが、ぼくが訪問をした時は先客が二人のみ。いずれも一人飲み。先述の通り、埼玉県ではまん延防止措置下でも一人飲みは可能ですが、様々な事情で自粛している、という方が多いのか。「かしら屋」でもこのような状況なので、他の居酒屋などの影響はもっと大きいのだろうなぁと想像できます。

ぼくが飲食をしている最中にもで仕事終わり風のグループが何組か来ましたが、いずれもお断りされていました。お店の対応はしっかりしています。しかし店にとっては苦渋の対応でしょう。

店の雰囲気は率直な表現をすると「寂しいな」という気持ちになりました。店内に響く歌謡曲がそのムードを助長させます。あぁ、これは飲食店は厳しいだろうな、ということを入店して瞬時に察しました。

店員もどことなく元気が無いように見えてしまうのは気のせいか。当たり前だけどマスクをして、余計な場所には触れないように注意を払っていて、それでいていつもながらの無駄の無い所作。何とか持ちこたえてくれ・・・。そう願わずにはいられませんでした。



減量中のワタクシ。本来であれば5本くらいで止めておく予定でしたが、客の少なさから串が提供されるスピードが速くて、当然ながら美味くて、終わってみれば10本以上食べてしまいました。



感染者の状況が日々ニュースになっていますが、ワクチンの接種が進み、少しでも早くこの状況が明けることを願っています。一人の力は微々たるものだけど、許される範囲で馴染みの飲食店を支えられることができたら、と思っています。

おしまい。

(参考リンク)
埼玉県におけるまん延防止等重点措置等に基づく協力要請
かしら屋


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