大宮盆栽調査隊レポート(10)ヨーロッパ編

ドイツでの調査行程を終え、スペイン、マドリードに入りました。

マドリードと言えば、このスタジアム、Santiago Bernabeu!

連日大変暑い日が続いていて、昼間はこちらもかなり暑くなります。

事前に聞いていた話では、スペインはヨーロッパの中でも、イタリアに次いで盆栽が盛んだと聞いています。
この調査隊も、いよいよ最後の地。
もう一踏ん張り頑張ります!

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大宮盆栽調査隊レポート(9)ヨーロッパ編

今日は書くことがたくさんあります!長文失礼。
European Bonsai Convention2日目。土曜日ということもあって、大勢の来場者でにぎわっていました。


コンベンション開催中、ドイツ盆栽協会、イギリス盆栽協会、フランス盆栽協会の会長さんと繋がりができて、急遽ヒアリングさせていただくことになりました。

まずドイツ盆栽協会。
ドイツ国内の盆栽協会の活動については、「盆栽を広める」だけではなく、「盆栽についての考え方を広める」というのが、設立時からの趣旨だそうで、下部組織が7つあるそうです。
会員には年2回の無料相談、セミナーなどの特典があり、ワークショップでは理論などのアドバイスも受けられるとか。
講師はクラブ認定の公認講師で、昔は盆栽業者が講師だったそうですが、盆栽専門の学校があり、そこの卒業生が現在は講師になっているとか。
この学校は、本校がイタリアで各国に分校があり、盆栽を学ぶために最高の環境だそうです。
学校(社会人の生涯学習的なものかと思われます)は計6年、試験もありその後2年は日本人に教えてもらい、免許のようなものがとれるそうです。教師は全部で現在30人いるそうです。
盆栽協会の会員は2000人以上!加盟していない方も含めると盆栽人口は5000-10,000人くらいいるのではないかと。最近はインターネットにある情報を通して盆栽の育成方法を学ぶ層も多いそうですが、やはりクラブなどで勉強した方が身に付いていくそうです。
ヨーロッパの文化として、再定義するという考え方もある。日本の伝統を受け入れつつ、自分たちの文化にアレンジしていく。
「ドイツの盆栽」というのは、まだないが、いつか独自のものをつくれたらいい。
浮世絵の広重とゴッホのように、お互いの文化に影響を与えられたら素晴らしいこと!
大宮のイメージは世界の盆栽の中心地。

盆栽アーチストとして世界的に有名なWalter Pallさんにもお話をお伺いできました。
「盆栽との出会いは、稲妻にあったようだった。衝撃を受けた。こんな不可能なことがあるのか!と本を読みまくったそうです。」

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大宮盆栽調査隊レポート(8)ヨーロッパ編

今日からいよいよ、European Bonsai Convention2011が始まりました!
盆栽好きな方々が続々集まり、かなり活気があります。


オープニングセレモニーには、デュッセルドルフの日本国総領事館からもゲストとしてご挨拶されていました。


盆栽の作品展は、ドイツ国内の部、ヨーロッパ全域の部に分かれて展示されています。
また、盆栽そのものを販売されている業者さんをはじめ、鉢、ハサミ、本など様々な業者さんが出展されていて、盆栽業界の熱気が伝わってきました。

さすがにこちらでは、盆栽に詳しい方が多いので、大宮の認知度も高く、何度も行かれたという方も多くお会いしました。
本当に知名度の高さに今更ながら驚いてしまいます。


ヨーロッパ盆栽協会の加盟国 幅広く普及しているのがわかります。


ドイツ盆栽協会のバナー


こちらは協会の会報 充実してます!


ポロシャツやエプロンもありました。


盆栽の剪定などのデモンストレーションも行われていて、著名な盆栽作家さんたちのショーはどこも賑わいを見せていました。

もちろん、例のアレも持ち込みました!
プレゼントするのは明日ですが、反応が楽しみです!

このコンベンション、明後日まで開かれています。欧州の愛好家さんたちと繋がりを深められるよう、大宮、さいたまのセールスがんばります!

大宮盆栽調査隊レポート(7)ヨーロッパ編

今日からドイツに入りました!
電車でアムステルダムからデュッセルドルフへ約2時間半の移動でした。


真夏のような日差し。暑い~

JETROデュッセルドルフでドイツ国内の経済概況や、盆栽への親しみ度合いなどをヒアリングさせていただきました。
デュッセルドルフは大変日本人も多く住んでいる街で、人口60万人のうち、6千人が日本人だそうです。そんな事情から大変日本への親しみも高く、街中にもかなり日本食なども多いとか。しかも人気ラーメン店などでは、ドイツの方も並ぶほど人気の店もあるとか。

ドイツでの盆栽も盛んで、愛好家クラブも多く、3000人くらいいるそうです。また、盆栽関連企業も100社くらいあるとか!かなり盛んなようです。
さらに旧東ドイツのドレスデンなどでも古くからアジアの文化を取り入れている中で、盆栽もあるとか。
若い世代にはやはりマンガ、アニメから日本に興味を持って日本語を勉強する方も多いとのことです。


立ち寄った駅ナカの本屋さんで目にした日本マンガコーナー すごい品ぞろえ!

ドイツの方は、自然を大事にするという意識が強いそうで、家族で公園の散歩など、普段から親しみを持って接しているので、庭づくりの園芸などを通して盆栽も受け入れ易いそうです。

そして、今回の大きな目的の一つ、Europian Bonsai Conventionが開催されるRatingenという街に移動。
明日からのコンベンションの準備が着々と進められていました!


かなり充実していそう!楽しみです!

今日のおまけ
会場が割と郊外のため、周りに何もありません(>_<) そこでマクドナルドに入ったのですが、何とビールが!さすがビール大国ドイツ!

今日はここまで!また明日~!

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大宮盆栽調査隊レポート(6)ヨーロッパ編

オランダでの最終日、今日はKeasterenというところに行ってきました。
Bobsai Focusという盆栽マガジンを発行されている出版メディアにお伺いしてきました。インテリア雑誌の
ようなクールなレイアウトで知られるBonsai Focusは、現在英語、イタリア語、オランダ語、フランス語、ドイツ語と5ヶ国語で出版(電子版もあります!iPadでも見れました)されてます。


発行人のレーンさん オフィスはシンプルでカッコいい!すごくリラックスして仕事が出来そうな環境でした。

現在のヨーロッパでの盆栽動向、大宮の認知度などについてお聞きしてきました。

まず、ヨーロッパでの盆栽の人気、成熟度は以下の順ではないかと。
イタリア、スペイン、イギリス、ドイツ、フランス…オランダは人口の割には多いそうです。

大宮の認知度は愛好家の習熟度が高くなるにつれ、認知度も高いそうで、日本に行くことになれば、大宮にはほとんど行くと。

Bonsai Focusは日本の近代出版さん(近代盆栽という月刊誌が有名)と記事提携をされていると。日本の記事も翻訳されて紹介されています。
他には日本からの情報がなかなか入らないそうで、日本の盆栽界からもっと情報発信をして欲しいと、おっしゃっていました。

iPhoneアプリ「つい、盆栽。」をデモさせていただきましたら、大変気に入っていただけたようで、すぐにその場でiPadへインストール!
記事として掲載していだだけることになりました!盆栽界には新しいニュースが少ないので、こういう情報は非常に面白いと評価いただきました!

編集者の方も日本語が少しわかるようで、とても気さくに応じてくれました。とても茶目っ気のある方です!


オフィス内は愛犬がうろついていました。
ちょっとお昼寝

今日のおまけはこちら


不思議なオブジェを見つけました(笑)人と比べると大きさがわかると思います。

それと、おトイレの話。


オランダに限らず、有料のところが多いです。ここは0.5ユーロですが、急いでるときにはプライスレスな価値です(笑)大きいお金は使えませんので、小銭はいつもポケットに。ちなみに場所によってはお金を払うだけに、すごく行き届いてるとこもありました。コロンなどの化粧品まであったり、入り口にキャンディがあったりと。

オランダも皆さん優しい方ばかりで、切符の買い方以外は(笑)不安なく過ごせました。電車の切符はコインしか買えない販売機も多いのでお出かけの方はご注意を。電車に乗る方はコインが必需品です。もうちょっと長く滞在するなら、プリペイドカードなどもあるようです。

オランダでの調査はこれで全行程終了!
予想以上にいろいろ収穫がありました。
続いてドイツへ入り、今回の大きな目的でもある、Europian Bonsai Convention 2011に参加します!

でわまた~!

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