「さいたま市観光ボランティア浦和ガイド会」と巡る歴史と文化薫る街歩き
「鎌倉文士に浦和画家」といわれるように、関東大震災後、浦和には数多くの画家や彫刻家、詩人が移り住んで活躍しました。浦和駅周辺をはじめ、あちこちで芸術家ゆかりのスポットを楽しむことができます。
さいたま市観光ボランティア 浦和ガイド会のおすすめポイントには、中山道沿いにある平安時代以前から続くといわれる浦和屈指の古社「調(つき)神社」があります。狛犬のかわりに卯の像が出迎えます。
「この神社に伝わる七不思議などを地元ならではの解釈やエピソードを交えながらお伝えしています。これこそ、インターネットや旅の情報誌では味わうことのできないガイドと一緒に歩く醍醐味だと思います」(高橋さん)
埼玉県庁のある浦和は知名度が高く、アクセスも良いことから、県外からもガイドの申し込みがあるそうです。
「浦和は歴史や文化が好きな方を満足させる魅力ある街です。さらに、最近は若い方やファミリーなど、浦和での暮らしを選んでくださる方が増えています。そんな皆さんにも浦和の魅力を知っていただき、自分たちが暮らす街に誇りを持っていただけたらうれしいですね」(小野寺さん)
「岩槻観光ボランティアガイド会」と行く城下町風情残る岩槻のまち
岩槻は、かつては岩槻城を構え、宿場町・城下町として栄えた街としても知られています。
岩槻観光ボランティアガイド会の皆さんのおすすめは、やはり歴史を感じられる場所。1671年に設置され、今でも1日3度、美しい音色を響かせる「時の鐘」や岩槻城址公園はまず見てほしいスポットだそうです。
また、「岩槻藩遷喬館(せんきょうかん)」は、1799年に儒者・児玉南柯(なんか)が開設した私塾で、後に藩校に。埼玉県内に現存する唯一の藩校で、県の史跡に指定されています。
「歴史的価値が評価され、皆さんに親しまれて文化財などに指定されれば、歴史はそのまま残ります。たくさんの方が来てくださることが岩槻の歴史と文化を守ることにつながります」(新井さん)
そして忘れてはいけないのが、岩槻は日本屈指の「人形のまち」であること。春の「まちかど雛めぐり」と秋の「重陽の節句」は、ガイドの中村さんも「あちこちに人形が飾られて、全国からたくさんの方が集まる。あのにぎやかさはなかなか体験できない」と太鼓判を押すイベントです。
時の鐘
- 時間:
- 見学自由(鐘楼内部への立入禁止)
- 交通:
- 東武岩槻駅東口より徒歩約10分
- 住所:
- さいたま市岩槻区本町6-229-1
岩槻藩遷喬館
- 時間:
- 9:00~16:30
- 定休日:
- 月曜日(祝休日の場合は開館)、祝休日の翌平日、12/28〜1/4、特別整理期間、臨時休館あり
- 料金:
- 入館無料
- TEL:
- 048-757-5110
- 交通:
- 東武岩槻駅東口より徒歩約10分
- 住所:
- さいたま市岩槻区本町4-8-9
岩槻観光ボランティアガイド会
新井 博さん
中村 知子さん
ボランティアの方々
-
小野寺信夫さん -
高橋早苗さん -
新井博さん -
中村知子さん
GUIDE TOUR INFORMATION
ボランティアガイドお申し込み方法
岩槻観光ボランティアガイド会
●公式サイトのお問い合わせフォームより、利用予定日の15日前までにお申込みください。お問い合わせフォームがご利用できない方は、サイト内にある申込書にご記入の上、FAXかメールでお送りください。
●原則として、5名以上の個人・団体でお申し込みください。ガイド手数料としてお一人様200円がかかります。5人未満の場合は、グループで1,000円を申し受けます。
- 公式サイト:
- https://iwatsuki-kanko-gaido.jimdo.com/
- FAX:
- 048-798-2622
- メール:
- iwatsuki_gaido@yahoo.co.jp
- ※募集イベントは、イベントごとのお申込み方法に従ってください。
さいたま市観光ボランティア 浦和ガイド会
●公式サイトのお申込みフォーマットよりお申し込みいただくか、公式サイトにある申込書をダウンロードして、FAXでお送りください。いずれも利用予定日の15日前までにお申込みください。
●原則として5人以上の個人・団体でお申込みください。傷害保険料・資料代としてお一人様300円がかかります。
- 公式サイト:
- https://urawaguide-member.jimdo.com/
- FAX:
- 048-647-0126(公社)さいたま観光国際協会
- お問い合わせ先:
- 080-6538-1054(月曜~土曜13:30~15:30)
- ※募集イベントは、イベントごとのお申込み方法に従ってください。
大宮区を中心としたさいたま市の魅力を伝える大宮観光ボランティアガイド会の皆さんがすすめるのは、「武蔵一宮 氷川神社」の神領であった大宮公園。明治時代には割烹旅館も多く、東京の奥座敷のような佇まい、正岡子規や樋口一葉といった文化人が来遊。大正時代には、貞明皇后が訪問されました。また皇居二の丸の池にも放流されているさいたまゆかりのヒレナガニシキゴイ、珍しい大唐子という品種の椿、樹齢百年を超えるとされるアカシデの古木など見どころある自然を有しています。
松や桜の名所であり、サッカー場や野球場、陸上競技場、弓道場とスポーツ施設が多く大勢の人でにぎわいます。園内の小動物園では、毎週末に開催されるクマのショーや隣接するレトロなスポーツランドも子どもたちに大人気。
「由緒正しい歴史や郷土史とともに、大宮の今を感じられるのが大宮公園です。オレンジ色の帽子をかぶったガイドを見かけたら気軽に声をかけてくださいね」(河田会長)
大宮観光ボランティア会
山田 好司さん
幼少期からの鉄道好きが高じて、鉄道博物館のボランティアガイドになった金子英世さん。館内でもとくにお気に入りなのが、自分が鉄道好きになるきっかけとなったジオラマが展示される「鉄道ジオラマ」(本館2階)と、2018年7月のリニューアルに伴い、車窓も楽しめるなどますます進化した車両ステーション(本館1階)。
新たに開設した南館では東北新幹線「はやぶさ」の時速320㎞での高速運転を体験できる「E5シミュレータ」(南館2階)はぜひトライしてほしいとのこと。
金子さんは1日2回のボランティアガイドツアーを担当するほか、ゲストに駅長の帽子をかぶせて記念撮影をしたり、時間があればガイドしながら一緒に回ったり。
「僕が子どものときに鉄道を見てワクワクした気持ちを皆さんに感じてほしい。知れば知るほど、鉄道の魅力は尽きないんですよ!」
- 営業時間:
- 10:00~18:00(入館は17:30まで)
- 定休日:
- 火曜日・年末年始
- 料金:
- 一般1,300円、小中学生600円、幼児(3歳以上未就学児)300円
- TEL:
- 048-651-0088
- 交通:
- ニューシャトル鉄道博物館駅より徒歩約1分
- 住所:
- さいたま市大宮区大成町3-47
鉄道博物館ボランティアガイド
金子英世さん