真夜中の別所沼公園と恋の想い出

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深夜一時の公園入り口


どーも、まつです。
今回はちょっとセンチメンタルにお送りします。
公園ネタというと他の方が担当されていますが、
今回のぼくのネタは真夜中の公園です。
公園の写真と私的恋物語。

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数ヶ月前まで武蔵浦和駅周辺の飲食店で5年間に渡ってアルバイトをしていました。
夜中に終わる店でしたので、帰り際に同僚の女性を送って行くのが日課でした。
終電も終わり、寝静まった住宅街を靴音立てて歩きながら、
バイト先のこと、大学のこと、音楽のこと、
他愛のないことで話が盛り上がりました。
別れるはずの彼女の家の前も通り過ぎて
いつも行き着くのは真夜中の別所沼公園でした。

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夏だったらアイスを食べながら、
冬だったら缶コーヒーを飲みながら、
沼の周り一周約一キロの公園を左回りに歩きます。
日中だとランニングやウォーキングの人で大混雑ですが、
真夜中のコースは誰一人いません。

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彼女はピアノ弾き。
ある指揮者が書いていましたが、独奏楽器を弾く人って
悪くいえば自分勝手、良くいえば自由奔放、
彼女はまさにそれでした。
一緒に歩いていても、
何も言わず急に角度を変えて沼の方向に歩き出したと思ったら、
突然空を見上げて「満月だっ!」と大声で叫ぶような女性でした。

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彼女はとにかくこの公園の景色が好きでした。
歩き疲れて、ベンチでぼんやりしていると、
次第に東の空から明るくなってきます。
爽やかな朝陽、といいたいところでしょうが、
ぼくの場合はこの時ばかりは
夢のような時から覚めさせる憎き朝陽でした。
そんな日々が二年近く続き、
時間を重ねるうちにいつしか彼女に魅かれて行ったボクは、
去年の夏、彼女に告白することを決心しました。
真っ先に思い浮かんだ場所はこの公園、この景色、この時間帯。

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バイトを辞めた今はこの公園に行く理由がなくなりました。
でも時々真夜中に「一人で」一周してみたりします。
そして告白をしたベンチに差し掛かる度に
思い出し笑いを噛み殺すのです。

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おしまい。ワン
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読んだことないけど、話題の(もう古いか)ケータイ小説風にお送りしました。
実はずっと温めていたネタでして(笑)
これらの写真はバイトをしていた頃の2月の真夜中に撮りました。
物凄~く寒かったのを覚えています。
さて、眼を覚まして、以下ちゃんと書きます(笑)

別所沼公園は旧浦和市のオアシス。
ぼくは中学校の頃の写生会がここでした。
早朝のラジオ体操からピークが始まり、
昼は家族やカップルがピクニック、夜はジョギング…
というように市民の憩いの場であります。
このブログの場を提供してくれている、
さいたま観光コンベンションビューローのサイトにも
別所沼公園の紹介がありましたので確認して頂ければと思います。

大きな地図で見る
真下から左周りで写真を撮って行きました。

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