さいたま市大宮盆栽美術館で開催中の企画展「錦秋 盆栽村の美と歴史」に行ってきました!
2010年3月に開館したさいたま市大宮盆栽美術館ができたきっかけは、勿論「大宮盆栽村」。
今回の企画展はこの盆栽村といわれる各盆栽園が所蔵する貴重な盆栽をはじめ、盆器や歴史資料などを展示、世界に名だたる盆栽村の素晴らしさを改めてふりかえる展覧会となっています。
盆栽村は、関東大震災で被災した東京の盆栽園主たちが新天地を求めて、大宮の地に移り住んだのがきっかけで誕生した全国でも珍しい地域。
昭和10年頃に作られた大宮盆栽村案内のリーフレットも展示されていました。このパンフレットの表面には氷川神社、大宮公園などものっており、今でいう観光パンフレット的なものだったのがわかり、当時から観光地化を図っていたということがうかがえます。
戦後、盆栽が庶民でも楽しめるようになり、雑誌に掲載されたり、ハウツー本なども出版されるように。
大宮ソニックシティで開かれた、「第1回世界盆栽大会」のパンフレットも。
盆栽園が所蔵する貴重な盆器も展示。こちらは清香園さんが所蔵する「染付正方鉢」1819年のもの!
もちろん盆栽も見ごたえあります!松雪園さん所蔵の五葉松「華厳」。日光の華厳の滝にちなんで命名されたとか。
可愛らしいのもありました。芙蓉園さんの「盆栽3点飾り」。欅、真柏に加え、大文字草という草もの盆栽。美しい!
館内では2カ所写真が撮れる場所があります。庭園内の今日の一枚と、エントランスです。
この日は秋らしい山もみじ。
盆栽観賞後は、最近開放された2階のテラスでひといき。
最後におまけ。盆栽美術館はお手洗いの入口もこだわりがあります。
美術館のあとは、ぜひ盆栽村へお立ち寄りを。美術館とは違った魅力が味わえます。
さいたま市大宮盆栽美術館公式サイトはこちら
ご紹介した企画展「錦秋 盆栽村の美と歴史」は、2010年11月17日(水)まで開催中です。
展示会のチラシはこちらからダウンロードできます。(PDFです。約958KB)
この機会、お見逃しなく!