江戸時代前期、徳川3代将軍家光公による輪王寺(りんのうじ)への道中の街道清めのため、厄除け、悪魔祓いとして奉納したのが始まりとされている獅子舞『田島の獅子舞』
昭和33年に市指定無形民俗文化財に登録されています。
毎年3回開催されており、今年の第一回が「春祭り」として3月16日(日)に開催されます。
輪王寺…境内には、徳川家光公の廟所(びょうしょ=墓所)である「大猷院」(たいゆういん)があります。
獅子頭に菊の紋型を付けた女獅子・中獅子・大獅子の3頭の獅子が、太鼓と笛の音に合わせて舞いを披露します。
獅子頭は竜頭形式のもので、女獅子には角がありません。
施されている『菊紋』は、寛永年間、輪王寺宮が獅子舞をご覧になった際に付けることを許されたという由緒正しきものです。
終始見逃すことができない舞いですが、中でも、大獅子が弓を飛び越す「弓掛け」と呼ばれる場面は一番の見どころとなっています。
舞いの披露の前には、民踊やおはやし、カラオケ大会なども開催されます。
田島の獅子舞保存会による、勇壮な中に気品ただよう伝統芸能をお楽しみください。
■日時
平成26年3月16日(日)16時〜17時
※雨天決行
※春祭りは11時から開催しています。
■会場
田島氷川社(所在地:桜区田島4−12−1)
※JR浦和駅西口から国際興業バス「志木駅東口」行きなどに乗車「田島」下車徒歩約3分
JR西浦和駅・JR中浦和駅より徒歩約15分
※駐車場はありませんので、公共交通機関をご利用ください。
■問合せ
さいたま市文化財保護課
TEL048−829−1723
http://www.city.saitama.jp/004/005/006/012/p005892.html
田島氷川社
昔からの言い伝えとして…
獅子頭を頭にかぶせてもらうと厄病にかからず、病弱の人も丈夫になるそうです。
当日は、舞で使用した獅子頭が見学者の頭上にかざされます。
寒い冬が終わり、暖かな春を迎えようとしています。
獅子舞をご覧いただき、健康に新年度を迎えましょう!