さいたま市の背中(183)『まん防で楽しむ一人飲み:さくら水産大宮 西口店』

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

「さくら水産」という居酒屋をあなたはご存じだろうか。一部は愛知県と大阪府に1店舗ずつあるものの、本社と店舗の大部分は首都圏に位置するため、以前紹介した「てけてけ」「ねぎ」と同じく「関東地方のローカル居酒屋」と言って良いのかも知れません。なお親会社は九州地盤の「梅の花」という外食チェーンです。



「さくら水産」は名前の通り海鮮系居酒屋です。あるサイトには「海鮮系居酒屋の草分け的存在」とも紹介されていました。そして価格帯は比較的お手頃。約10年前の僕の学生時代は大学の最寄り駅(埼玉県内)に店舗があり、飲み会といえば「さくら」「さくら」と、まるで恋人に会いに行くかのように通い詰めたものです。友人と恋愛や将来について語り合った日々。いわば僕の青春と共にあったと言っても過言ではない居酒屋でした。

もう一つの特徴は外国人店員、特に中国人店員の多さ。店舗や日によっては中国人比率がほぼ100%だったことも。そうなると店員同士の会話は中国語だし、まるでそれが海外にいるみたいで非常に面白かったのです。だから僕らの間では「中華系居酒屋」とも言い合ってその雰囲気を楽しんでいました。

そんな「さくら水産」ですが、この10年以上の間に業界の波に飲まれ店舗数は激減。僕自身の生活エリアからも無くなったことで約10年前の都内での利用を最後に行くことが無くなってしまいました。かつては浦和・武蔵浦和・与野にも店舗があったのですがいずれも閉店。しかしさいたま市内の最後の砦として大宮店が残されています。久々に青春時代を「さくら」で振り返ってみようではないか。

一人で行って来た!



さくら水産大宮西口店は大宮駅西口から徒歩約5分の場所。ペデストリアンデッキを歩いて来れるので信号待ちはゼロ。なおこの9階建てのビルは一時期はほぼ全フロアが居酒屋で埋まっていて、個人的には密かに「居酒屋ビル」と呼んでいました。しかし昨今のコロナ過で撤退が相次ぎ現在は少し寂しくなっています。



開店時間は平日は16時とそこら辺の居酒屋よりチョット早め。平日休みや早めに仕事を終えた日などに駆け込みたいですね。埼玉県のコロナ過対応で各種証明の提示が必要なのは先日記事にしたねぎ浦和店と同じ。



大宮西口店自体の利用は始めてではありません。しかし最後は10年近く前だったかな。メニューとかも大分変ったのだろうなぁ。しかもその時はランチ利用だった記憶。



店内に入ります。ご覧の通りガラガラですが、一般的な会社はまだ営業中の時間帯。先客は一組だけでした。「お好きな席にどうぞ」と選択権を完全委任されたので、テレビが観える端の位置を選択。



一人飲みには十分過ぎるスペース。仕事や読書ができたな。パソコンや本を自宅に置いてきたことを少し後悔。



約10年間ご無沙汰している間にメニューと注文はタッチパネルに変更。一人飲みが多い人間(僕)、かつ店員を呼ぶことに毎回躊躇する小心者としてはタッチパネルがある居酒屋は好きです。



とりあえず生ビール。一緒に運ばれてきたお通しはホッケ。僕の場合、自宅だとこれだけで一食になります。



さくら水産といえば「本日のおすすめ」。安価で新鮮な日替わりの海鮮物が楽しめる点は10年前と変わらない。今回注文したのはカンパチの刺身と目鯛の天ぷら。僕は居酒屋ではあまり刺身は注文しないのだけど、さくら水産では新鮮な物が出てくることが多いので毎回「本日のおすすめ」から注文をしていました。毎回といっても最後は約10年前だけど。

僕がさくら水産を好んだもう一つのポイント。それはビールがサッポロであること。他メーカーに比べて飲食店でのシェアが低い黒ラベル、それも大瓶が置いてあるチェーン系の居酒屋ってなかなか無いんですよね、ここら辺は。生ビールを頼んだ後に瓶ビールを注文。一人で独占する瓶ビール最高!

本当はもっと食べたかったのだけど次の予定があったし、昼食(ヤキソバ)を食べ過ぎてしまっていたので、これで終了。短い間だったけど約10年振りのさくら水産が楽しめて大満足です。

そして店員さんたちは相変わらず多国籍の模様。しかもフロアも厨房もとてもホスピタリティがある店員さんたちで最高でした。HPを参照してみると外国人や女性の方の雇用に力を入れている様子が伺えました。コロナ過で飲食店は厳しいけど、引き続きできる範囲で楽しんで行きたいと思います。みんなも可能な限り感染対策をして許された範囲で飲食を楽しもうぜ!



おしまい。

(参考リンク)
さくら水産

さいたま市の背中(173)『まん防で楽しむ一人飲み:ねぎ浦和店』

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

埼玉県で再び発出されているまん延防止重点措置、略して「まん防」(本記事投稿時点)。様々な制限が課されている日々ですが、前回までと大きく違うのが「飲食店で比較的気兼ねなく酒が飲める」ということではないでしょうか。もちろんそれには様々な要請が絡んでいるわけですけども。
埼玉県におけるまん延防止等重点措置等に基づく要請

特に埼玉県は他の自治体と違い、酒類提供を行う飲食店は来店者にワクチン接種証明や陰性証明書の提出が必要な「ワクチン・検査パッケージ」を運用している唯一の自治体、らしい(同)。他の自治体の最新情報は各々ご確認頂くとして、少なくても埼玉県で飲酒をするには、これらの書類が必要というわけです。
飲食店等における「ワクチン・検査パッケージ制度」について

たまには地元の居酒屋で飲みたい、ということで向かったのは過去にも記事にしたことがある「串焼亭ねぎ浦和店」。店名の通り埼玉の名産品、深谷ねぎを中心とした料理を存分と味わえる埼玉のローカル居酒屋です。
注:当然ながら旬があるので、一年中深谷ねぎ使用というわけではありません。



今回のまん防下の埼玉県で飲むのは初めてでした。もしかしたらまん防期間中は休業かも?下手したら閉店か?(←厳しい状況下でこういう事例が本当に増えてしまっています・・・)という失望に備えて数日前に偵察をしておきました。そしたらどうやら営業は継続している様子は伺えました。

しかし前回までとは違うことを発見。



それが「飲酒にはワクチン接種証明書が必要」ということ。仕方ないとはいえ、この段階で「面倒!」と脱落してしまう方もいるのではないでしょうか。



僕自身は元々スマホのアプリで取得してありました。なお実際に活用をしたのが、今年1月の旅先のホテルでの「接種完了者向けプラン」で宿泊をした時が最初。そして今回が2回目となります。入店して早々に提示を求められました。しっかりしている店です!

早速注文していきますよー。



最初の生ビール。僕自身はこの形のジョッキは他ではあまりお目にかかることはなく、このキリンのジョッキで飲むと「ねぎに来たなー」という実感が沸きます。なおねぎはジョッキを冷やしておかない店です。個人的にはその方がビールのコクが味わえて好きなんですよね。



最初にオーダーしたツマミ類。黒チーズととり紅天という、甘さと辛さの正反対な組み合わせ。そして苦みのあるビールを流し込む。最高かな!



最高ついでにとり紅天の拡大画像。紅いのは紅生姜です。中身は商品名の通り鶏肉。かなりオリジナリティの高い一品ではないでしょうか。値段は160円。お値段以上の美味さです。



続いて串焼き類。左からねぎま、とりもも、うずら。野菜、肉、卵と健康バランスに配慮しました(つもり)。

一人飲み&コロナ過なので黙食です(一人でベラベラ喋っていたらアブナイ人だけど)。この時点でビールは2杯目。



お次は「ねぎ」という店名の通り、看板メニューの一つである「ねぎ天」、つまりねぎの天ぷらですね。シンプル極まりない一品だけど、それ故にねぎの甘味を存分に味わえます。なお、お願いすればハーフサイズにも対応してくれるけど、僕は余裕でノーマルサイズを注文。誰かと一緒ならシェアをして丁度良いサイズなんだけど、今日は一人飲みなので独り占め。



味変用の調味料も独り占め。先ほどのねぎ天は天つゆの他、塩でも堪能しました。



フードメニュー



その時々で変わるオススメフードメニュー



ドリンクメニュー



マスコットキャラクター?

メニューを見れば分かるように、それぞれの値段はリーズナブル。隣で一人飲みしていたオジサマなんて、アルコール2杯とフード1品で1,000円以内でお会計を済ませていた達人でした。そんな僕のお会計は1,000円で収まるわけもなく・・・・



2,410円!いや、これでも十分安いって。3杯飲んで、それなりに食べているのだし。お通しも無いし!同じような居酒屋で同じ物を飲み食いすると多くの場合はもっと行くはず。



滞在時間は40分弱でしたが、お客は一人飲み客が僕を含めて2人、グループ客が2組でした。17時の開店直後に行ったっていうのもありますが、通常であれば18時前には満席近くなります。やはりそれだけコロナ過の影響、そして証明の提示というのが大きなハードルになっているのか・・・。

明けない夜はない、とは言いつつもチョット長すぎるんでないの?と思いますが、それでもやはり未来に光が差すことを願ってやみません。みんなも可能な限り感染対策をして許された範囲で飲食を楽しもうぜ!

おしまい。

(参考リンク)
串焼亭 ねぎ浦和店