さいたま市の背中(60)『薔薇と鰻と麦酒』


ウナギ?写ってますよ。

(text by さいたま市民観光サポーター:まつ)

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

5月19日(土)さいたま市内において奇跡の祭りラッシュ!

ばらまつり(与野本町)
うなぎまつり(浦和)
ビール祭り(さいたま新都心)

オレはバラなんてガラじゃないしなぁ…
ウナギは昨今の価格高騰で更に縁遠くなったしなぁ…
ビールが一番楽しそうだからそれだけにするかぁ…
そんなことを数ヶ月前から考えていました。

しかし当日の朝起きると雲一つないイイお天気。
バラもウナギもビールも今や市外から大勢の人が来場する一大イベント。
さいたま市民のオレが行かないでどーする!?
そんなわけで一日で全ての祭りに行くことに急遽決定!

最初から結論を言ってしまいましょう。
1日に3つの祭りが開催されるさいたま市ってスゴイ☆

①ばらまつり2012

会場の与野公園は自宅からは自転車で約5分の至近距離。
それにも関わらず今回初訪問。
理由:20代のヤングに取ってバラってイメージが恥ずかしかったのヨ。
今回ブログのネタにしなければ行かなかったんだろうなぁ。
でも行って良かった。
観光協会よ、さいたま市よ、ありがとう。

与野公園はJR埼京線与野本町駅から徒歩約15分。
個人的にはマラソンコースに組み込んでいるので頻繁に遊びに来ています。
1977年に「心の投資」としてバラ園が開園されました(出展:Wikipedia
心の投資、時間に追われる現代人が忘れがちなものですね。

まず出迎えてくれたのが純白バラのゲート。

一口でバラっていっても色々な色があります。
みなさん、バラといえばどんな色を思い浮かべますか?
ぼくは単純にバラ=赤ってイメージだったのですが、
実際にはオレンジ、黄色、白、赤だけでも多種多様な色彩がありました。
バラのガーデニング、ハマったら抜けられなそうな世界です。


青空の下の屋台もイイネ☆

祭りといえば屋台。
昼間ということもあり、小学生が沢山いたのが印象的でした。
さすがにバラの方には小学生は全然いなかったけど。
バラ・盆栽などの植物や、各地方の物産店も沢山出店されてました。


ベルト?まぁ祭りだもんね!


「スーパーボールが好きなんだよね」と遊ぶツレ。

このバラ園、24時間いつでも無料で入場できるってのが凄い。
あまり大きな声で言えないけど入場料取れますよ。
それをタダで解放するさいたま市、凄すぎるぜ!


見慣れた銅像も今日は楽しそうに見える。

来て良かったです、ばらまつり。
バラの似合う男を目指します。

②浦和うなぎまつり

与野のばらまつりから自転車で直行、約20分。
会場はさいたま市役所の駐車場、広場などの敷地内。
近付くにつれ、ウナギのタレの臭いが風に乗って漂ってきました。

さいたま市(旧浦和市)は今はウナギの産地というわけではなく、
「ウナギの蒲焼」が伝統の味が受け継がれている町、というのが正確な表現のようです。
とはいえ、浦和=ウナギというイメージは大分定着してるのではないでしょうか。
昨今価格高騰が叫ばれているウナギ、ぼくはもう5年くらい口にしてません。
果たしてここに来ればウナギは食べられるのか!?


うなぎまつり名物、「長蛇の列」

結論からいうと、この時点でウナギを食らうのは諦めました。
せめてウナギ画像だけでもを拝借と、当協会のブログ記事を見ました。
そしたらそこにもウナギ画像はないし(笑)。
きっと協会の人も並ぶのが面倒だったのだな。

でも良いのだ。
違うウナギと出会ったのだから(後述)


会場東側には特設ステージ。

客層はファミリー、カップルが多かったかな。
ばらまつりは中高年、小学生が多かったから、その比較も面白かったです。

長蛇の列に並んでウナギを食べることを諦めたぼくたち。
会場をウロウロしていると、ここで衝撃の出会いが!


その耳は!?


その尻尾は!?


その手は!?


その背中は!?


ヌゥ!!!!

さいたま市のPRキャラクター、ヌゥ
存在は知っていましたが、実物に出会ったのは初めて。
アドレナリンがドパッと出たのは間違いありません。

しかしそれを遥かに凌ぐ強烈なヤツらがヌゥの隣に!!!


君は誰?


ヌゥの友達の…ペンギン?

ウナギの名所は日本各地にあり、そこのキャラクターがやって来たようです。
特にツレは成田市のペンギンを痛く気に入り、一緒に記念撮影をするほど。

「ペンギンさん、一緒に写真撮って良いですか?」

身体ごと頷くペンギン。
そしたら後ろにいた成田市の職員と思われるオネーさんが一言、

「……ウナギです。」


君、ウナギ?

名は「うなりくん」というらしい。

彼らが何しに来たかというと、目的はこれでした↓


マジで圧巻です。

各地のうなぎの名所の首長とマスコットキャラクターが勢揃い。
「全国うなぎサミット」。
笑っていいのか、マジメに聞くべきか迷う不思議な雰囲気。
でもなんだか良い…さいたま市民で良かったぜ!と思える郷土愛を再認識しました。

良かったです、うなぎまつり。
来年こそは早めに来て並んで食べよう。

③ビール祭り

さいたま市祭り巡り、最後はビール祭りatさいたま新都心。


意外と知られてない隠れ最寄り駅、JR埼京線北与野駅。

駅から徒歩5分。
この時点でビールの「ビ」の字もなし。
あれ?今日じゃなかったっけ?

しかしやがて見えて来たのはこれまでのバラまつり、ウナギまつりとは別世界の光景でした。


オープンエアの飲み会場

当然ながらそこら中で酒盛りが行われています。
椅子も地面も関係ない。
知らずに来たら「何事か!?」と思わずにはいられない光景。

全部で30店舗以上あります。
選んでも仕方ないので取り敢えず駆け付け一杯。
テキトーに選んだのは北海道石狩の地ビール。


昼下がりのビールの贅沢よ!

そんな贅沢を謳歌している人、アバウトに見積もっても1,000人以上。
酒盛りにはトラブルが付き物だけど、皆さんそれぞれ秩序を守られている。
客層はそんな本当に酒好きなオトナのイメージでした。

大手メーカーのビールだとどうしても大衆的で無難な味になりがち。
でも地ビールってこだわりとか個性がハッキリしている。
そんな対決を挑んで来るような職人気質な味がとても心地良かったです。


ステージではイベントもやってたり。

本当は全部制覇したかったけど、何せパンチが強い。
事前に2ヶ所周っていた来た疲労もあり、一発で酔いました。
一日で全部制覇は無理でしょう、なるほどね、だから4日間も開催されたのね。
来年はお金ためて、その気になりゃ有給も使って、全部制覇狙います!

——————————————————————-
そんなわけで1日3ヶ所の祭り巡りは終了。

それぞれ客層も、テーマも、場所も違いました。
でも全てに共通していることは「平和だなぁ」ということ。
だって嫌な顔して祭りに来る人っていないでしょう。
1日に3ヶ所巡ったことにより3倍の活力を得ました。

そんなさいたま市のお祭り、今年も可能な限りレポートして行きます!

おしまい。

【まつの直近記事3本】
(57)『誕生日ケーキは恥ずかし嬉し【ル・コフレ/le coffret】』
(58)『お好み焼きの匂いが離れない!【風花】』
(59)『直近の楽しみイベント2本立て+α』

まツイッター

Facebook にシェア
Pocket
LINEで送る

投稿者: