さいたま市には、「真福寺貝塚」と「見沼通船堀」の2つの国指定史跡があります。
そのうちの一つ見沼通船堀にて、閘門開閉実演が今年は8月21日(水)に開催されます。
(真福寺貝塚:http://www.city.saitama.jp/www/contents/1124069514671/index.html)
見沼通船堀の最大の特徴は、代用水路と芝川との3メートルもの水位差を克服するための仕組みです。
当日はその様子を実際に見ることができる、当時を今に伝える趣深い行事です。
是非一度、ご覧になってみてはいかがでしょう。
【見沼通船堀 閘門開閉実演】
■日時
平成25年8月21日(水)
10時〜、13時〜(各約1時間30分)
※雨天及び渇水時は中止。
■会場
見沼通船堀東縁 一の関と二の関の間
■内容
・閘門開閉実演(船を浮かべた状態で水位の変化をご覧いただきます。船による一の関及び二の関の通過は行いません。)
・見沼通船舟歌(市指定無形民俗文化財)
・鈴木家住宅付属建物の特別公開(通常は土日のみ)
■問合せ
さいたまコールセンター:048−835−3156
さいたま市文化財保護課:048−829−1723(土日祝日休)
(詳細はこちら:http://www.city.saitama.jp/www/contents/1147413383674/)
見沼通船堀の歴史
見沼は、徳川吉宗の命を受け、井沢弥惣兵衛為永による新田開発により干拓されました。
享保12年(1727年)から翌13年に行われたこの新田開発事業の際、見沼に代わる灌漑用水として見沼代用水路が開削され、さらに、代用水路上流地域と江戸の間との舟運のため、享保16年に東西2本の代用水路とその間を流れる芝川を結ぶ運河を開削しました。それが見沼通船堀です。