特別編
今回のさいたま歩きは特別編。徒歩ではなく電動アシスト自転車で秋のさいたま市西エリアを巡ります。
さいたま市の西エリアには荒川土手があり、広大な景色や解放感を楽しめます。自転車を漕いで身体も心もリフレッシュ!これまでとは違い、電動アシスト自転車に乗ってより広い範囲をめぐってみましょう。地元の酒蔵や和菓子の工場などを訪ね、お店の方々にお話を伺ってきました。
住宅地にたたずむ神社、賑やかなお店や工房、荒川沿いの広大な景色、公園で思い思いに楽しむ人々など、さまざまなさいたま市の西エリアの様子をご覧いただけます。景色だけでなく、地元で働く人々の想いもお届けします。
JR中浦和駅を出発して、最初の目的地、田島氷川社に到着。柔らかな日差しの中、境内を散策します。内木酒造では、マスコット的な秋田犬も登場!歴史ある酒蔵の外観も魅力です。
JR埼京線の駅。高架駅のため、晴れた日にはホームから富士山が眺望できます。スマートフォンを向けて写真を撮る人もチラホラ。2019年のダイヤ改正で快速が止まるようになり、より便利になりました。
住宅地の中に静かにたたずむ田島氷川社。表道路から続く参道も趣があります。
市指定無形民俗文化財の「田島の獅子舞」が、毎年3月、7月、10月の計3回行われています。公園に隣接していて、地元の人の憩いの場にもなっています。
内木酒造は安永4年(1775年)に現在の地に創業し、さいたま市で一番南にある酒蔵として現在に至ります。
表通りから、歴史を感じる門を抜けると、庭園のような空間が広がります。マスコット的存在となっている秋田犬が出迎えてくれます。酒蔵の歴史やおすすめの商品を伺いました。
荒川彩湖公園は、ジョギングや自転車など身体を動かす人が多い。一方、桜草公園は、サクラソウを始めとした植物が楽しめ、音楽の演奏やラジコンなど趣味を楽しむ人たちが多い印象です。
対照的なイメージの2つの公園を紹介します。
埼玉県の水瓶の一つ『彩湖』に隣接する公園で、大きな特徴的な遊具から「カマキリ公園」という愛称で親しまれています。週末は家族連れで賑わい、彩湖に沿って続く道は、ジョギングやサイクリングを楽しむ人が行き交っています。戸田市の道満グリーンパークとも地続きです。
芝生と林が広がる落ち着きのある広い公園。
駐車場では、車や自転車、バイクが好きな人が集まっていたり、楽器を練習する人やラジコンカーを走らせる人、サクラソウ自生地では写真を楽しむ人がいたりと、文化部的な香りがする場所です。
田島ケ原サクラソウ自生地は、桜草公園の一角に位置し、昭和27年に国の特別天然記念物に指定されたサクラソウの他、ノウルシ等の希少な植物も自生しています。
毎年4月中旬にはサクラソウの開花時期に合わせて「さくら草まつり」が行われ、冬にはサクラソウの芽吹きを助けるための草焼きが行われます。サクラソウは、埼玉県の花、さいたま市の花にもなっています。
電動アシスト自転車で、桜区役所の前を通り、舟和本店浦和工場を目指します。
土手のサイクリングロードを通るルートもありますが、今回は車道から向かいます。大型トラックも多く走る道路ですが、道幅も広く、ゆったり走れます。舟和本店浦和工場の入り口にある直売所では、お店の方にお話も伺っています。
桜区民の窓口である桜区役所の庁舎は、数年前に完成したばかりの新しくきれいな建物。図書館も併設、イベントもよく開催されていることもあり、区民が集う場所となっています。
すぐ近くに、さいたまブロンコス、T.T彩たまのホームアリーナとなっているサイデン化学アリーナ(さいたま市記念総合体育館)もあります。
舟和本店浦和工場は、明治35年創業の老舗の和菓子屋、舟和本店の工場で、入り口には直売店があります。有名な芋ようかんの他、人気商品、おすすめ商品などを伺いました。撮影中も、次々とお客さんがやってくる人気のお店でした。
荒川の河川敷に伸びるサイクリングロードを、電動アシスト自転車で北に向かって走ります。青空に包まれたような、開放感のある映像をお楽しみください。
2019年にグランドオープンした文明堂さいたまあおぞら工房では、おすすめ商品などを伺っていました。
荒川に沿って伸びる、サイクリングやウォーキングにぴったりの気持ちの良い場所です。時々立ち止まって、荒川沿いから見える景色を写真におさめるのも良さそうです。同じような景色が続くため、今どこを走っているのかスマートフォンなどでチェックを忘れずに。
浦和工場売店が「文明堂さいたまあおぞら工房」として、2019年にグランドオープン。
工場部分がガラス張りになっていて、お菓子を作っている様子を見ることができます。できたてが食べられるのも魅力。広い駐車場もあり、撮影日も多くのお客さんで賑わっていました。
国内でも珍しいステンドグラス工房を訪ねた後、桜とバラで有名な与野公園を散策。そして最後は、さいたま市西エリアPart1のゴール地点となる、JR与野本町駅を目指します。
ステンドグラスバロックは、1975年に創立されたオーダー専門のステンドグラス制作工房。
入り口から奥までずらっと、大小様々なステンドグラスが飾られています。工房の成り立ちや、この地で工房を作ったきっかけなど伺いました。
JR埼京線の駅の一つ。春と秋には、駅前公園等でもバラが咲き誇る様子が見られます。さすがバラのまち与野!