さいたま市の背中(184)『お腹と財布に大満足の550円ラーメン:福の軒 大宮店』

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

皆さんはラーメン一杯に何円まで出せますか?僕は・・・700円から800円くらいですかね。旅先では気持ちが大きくなったりしてチャーシュー麺にして1,000円くらい出すこともなくはないですが。

話は変わりまして、お酒を飲む人の大半は賛同してくれると信じていますが、「飲みの後のラーメン」って格別ですよね。コロナ過で飲み会が減ったから「飲みの後のラーメン」も減ったと思いきや、僕は一人飲みもする人間なので結局のところ「飲みの後のラーメン」の回数自体はあまり変わっていなかったりします。でも飲み屋の閉店時間が以前より早くなって、飲み終わりも19時台とか多少早くなりました。それに比例して「飲みの後のラーメン」の時間もも早くなったから、睡眠までの時間を考えると以前よりは身体への負担は少ない、はず、と前向きに解釈しています。

上記の文脈を纏めるとこういうことになります。

「飲みの後のラーメンは美味いが安く済ませたい」

ある日、大宮で軽く一人飲みをした後、案の定ラーメンを食べたくなったんでよね。西口には多くのラーメン屋がありますが、僕が向かったのは「福の軒 大宮店」。看板メニューは豚骨ラーメン。価格はナント!500円!・・・だった。

過去形にしたのは、最後に行ったのは約2年前だから。上記はその当時に撮った画像。昨今の飲食店を巡る変化や世界的なインフレで2年前の価格を守るのは難しいのは想像に難くはない。なんといっても大宮は埼玉県随一のラーメン激戦区。むしろ店があるかどうかも・・・。ドキドキしながら行ってみたところ・・・。



お店は健在。



チョットだけ値上げ。

僕はこの値上げを責める気は微塵もありません。むしろ50円程度の値上げで良いのか?それでも十分安いやんけ。なお調べてみたところ、以前は480円で提供していたようです。

豚骨ラーメンの本場、博多に行けば500円以下で食べられる店は沢山あるので、あまり「安い安い」とは連呼はしたくはないのですが、大宮、いや首都圏では500円以下で食べられるラーメンに出会うことは簡単ではないと思います。



豚骨ラーメンをベースとして、その他のメニューもあり。替玉100円やトッピング類の価格は2年前から据え置き。何もかもが安い。



というわけで大人のデザート、「飲みの後のラーメン」が来ました。券売機で指が滑って煮玉子も追加してしまったので、合計650円。それでも十分安い!なおチャーシュー、キクラゲ、ネギは無料トッピングとして最初から付いてきます!麺やスープをはじめ、各種トッピングが織りなす色彩が素晴らしい。



更にテーブル上の調味料も充実していますのでお好みで味変も可能。僕は紅生姜を追加しました。好きなんですよね、ラーメンと紅生姜の組み合わせ。

替玉も注文。結構な量ありました。

これでも総額750円。750円でも一杯分の値段に届かないラーメン屋もあるなか、満腹だけど財布に優しい。大満足。そして一番大事なのは味ですが、麺・スープ・トッピング、どれも味わい深く、クオリティが高く美味しかったです。だからこそラーメン激戦区の大宮で、そしてこの激動の時代にも生き延びているのだな、と納得です。

「福の軒 大宮店」は大宮駅西口から徒歩3分ほどの場所。みんなも財布とお腹に大満足する美味しいラーメンを食べたい人は「福の軒 大宮店」に行ってみようぜ!

おしまい。

(参考リンク)
豚骨らーめん 福の軒 大宮店(食べログ)

さいたま市の背中(179)『早朝からラーメンが食べたい!(武蔵家 大宮店)』

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

お待たせしました、大人気シリーズ「早朝からラーメンが食べたい!」第5弾です。

第1弾:(105)『早朝からラーメンが食べたい!(ラーメン凪 大宮東口店)』
第2弾:(107)『早朝からラーメンが食べたい!(ラーメン山岡家 さいたま宮前店)』
第3弾:(126)『早朝からラーメンが食べたい!(天下一品 大宮東口店)』
第4弾:(170)『早朝からラーメンが食べたい!(ラーメン山岡家 さいたま丸ヶ崎店)』

今回、朝っぱらからラーメンを食べに行ったのは、再開発著しいJR大宮駅東口駅前の「武蔵家 大宮店」。東口の階段を降りて徒歩15秒くらいに位置する店舗です。家賃高いだろうなぁ。オープン日は2020年10月とのことですので比較的新しい店舗です。

武蔵家は都内に本店を置く家系ラーメンのチェーン店、らしい。家系ラーメンの特徴は、豚骨醤油をベースにした濃厚スープ、中太で歯ごたえのしっかりした麺、シンプルなトッピング、といったところか。あまり知ったかぶりをするとラーメンフリークに責められそうなので、これくらいにしておきます。今は日本中に系列、類似の店舗があるので、街中で「〇〇家」という(大抵赤い)看板を見かたことのある方も多いのではないかと思います。さいたま市の近隣だと、大宮の他に志木、川口、川越にも武蔵家はあるようです。

武蔵家はいくつかの店舗で早朝営業を行っています。ここ大宮店でも7時から営業しているとのことで、早朝ラーメンファン(僕)として行ってきました!今回はその模様をお届けします!



ある平日の朝、夜明けを待ちきれなかった僕は、始発電車も動いていない朝4時に大宮駅前に自転車でやってきました。前回の記事で「眠る街、浦和」の記事を投稿しましたが、大宮は埼玉随一の歓楽街、大宮南銀座があるだけに、まさに「眠らない街」でしたね。ご苦労様です。



当然、朝4時には武蔵家は開いていないのですが、既に店内では店員が仕込みを始めている姿が見えました。夜中のうちから働いているのだなぁ。ご苦労さまです。僕は開店前の店舗前の様子を写真に収め、近場のネットカフェで時間を潰すことにしました。



さて夜は空けて朝の7時前になりました。大宮は埼玉県随一の鉄道網を有しているだけに多くの利用客が列を成して駅に吸い込まれていきます。その列から外れるようにしてお目当ての武蔵家大宮店に向かいます。



店舗前には券売機。平日の朝っぱらから通勤者の視線を浴びながら券売機前で悩むのも恥ずかしいので素早く食券を購入します。直観的に選んだのはチャーシュー麺850円。普段ならノーマルの650円にしとくところだけど一日の始まりなので気持ちが大きくなっています。



食券を渡して着席。パーティションがあるとこれはこれで「食」というプライベート空間が保たれているような気がして、一人飯の際は落ち着きます。



家系ラーメンの王道なトッピング類。



ラーメン来たぁ!卵とチャーシューが乗っているものの、基本的にはシンプルなルックスです。卵は朝はサービスとのこと!嬉しい!僕は家系ラーメンではほうれん草を追加トッピングすることが多いのですが、若干慌てて購入したので忘れてしまった、というのをこの時点で気付きました。悔しい。

これまでの朝ラーメンシリーズは夜明け前かつ寝起き直後に食べることが多かったのですが、こうして太陽が昇り心も身体も目覚めてから食べるラーメンは濃厚ではあるけど思いのほか爽やかでした(しかも「濃い目」でオーダーしてあります)。「武蔵家の味」というのを知っている方なら、大宮店の味もそれを裏切るものではないと思います。家系ラーメンが初めての方にもおススメができる王道な味かと思います。

ライスは終日無料。辛い物好きの僕は豆板醤との組み合わせがマストです。これを最後に余ったスープと絡めて食すと背徳感が更に増します。

お客は約10席のカウンターの半分程度。通勤時間ということもあり、皆さんそれぞれ次の目的地に向かうのだろうから回転は非常に早いかと思われます。濃厚である反面、量はそこまで多いわけではないので、朝の空腹感も手伝って、ペロリと完食しました。

ラーメンの香りを漂わせながら大宮駅東口周辺を少し散歩。この景色もここ数年で大分変りました。「昭和感」漂う店舗も結構多かったのですけどね。これから更に開発が続くようです。大宮駅東口方面に行く度に新しい建物が出来ている気がします。



大宮駅舎の「昭和感」も否めないですね。さいたま市や大宮駅周辺人口や、大宮駅の利用人数を鑑みると、少し手狭かなと地元民としては思います。

少し話題が外れました。「武蔵家 大宮店」はそんな大宮駅東口駅前にあります。

朝から濃厚な家系ラーメンを食べたい人は「武蔵家 大宮店」に行ってみようぜ!

おしまい。

(参考リンク)
武蔵家 大宮店(食べログ)

さいたま市の背中(176)『唯一無二で医食同源!百歩ラーメンを食す!』

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

まだまだ寒い日が続く平日の昼下がり、久々に「百歩ラーメン」に行ってみようかね、ということで北浦和エリアへ。さいたま市内のラーメン激戦区として名前は上がることは多くはないであろう北浦和、実は結構な数のラーメン屋があります。僕の脳内地図にも北浦和駅周辺には東口西口を合わせて10店舗以上あったような記憶。

実際どれだけあるのか?地図アプリで「北浦和 ラーメン屋」で検索をしたらこれだけヒットしました。10店舗は優に超えますね。なお百歩ラーメンは一番左下に位置しています・



その中で百歩ラーメンは開店して20年以上が経つ、北浦和エリアで存在感を放ってきたラーメン屋です。県南を中心に7店舗(本記事投稿時点)ありますが、ホームページを参照すると発祥はさいたま市のようですね。



「唯一無二」という言葉の「ラーメン部門」があるとすれば、僕は百歩ラーメンに一票を投じたい。その理由が「医食同源」の言葉が表す通り、身体の調子を整えてくれそうなスープ。札幌味噌、博多豚骨、喜多方醤油、など色々なジャンルがある中で、百歩ラーメンはその中のどこにも当てはまらない特徴的なスープを提供してくれます。



系統としては豚骨ラーメンに近いのだけど、「医食同源」の言葉の通り、もしスープだけ飲んだら健康食品になるんじゃないか?というような深みがありつつもアッサリとした味です(←語彙力・表現力が乏しいだけで褒めています、物凄く)。



開店時間は11時。ランチタイムは半ライスと、表には書かれていないけど小鉢も付いてきます。

その小鉢がこちら。一時期はミニサラダだった時もあります。まぁ今は根菜類が高騰していますからね。



個人的に好きなポイントが調味料の選択肢がとても多いこと。順不同ですが、醤油・唐辛子・故障・酢・胡麻・大蒜・胡椒・高菜・長葱(←全て漢字で統一してみた)。気分に合わせて味変も楽しめます。その中で僕のおススメは長葱と高菜。



小鉢の次は半ライス。高菜を乗せます。これがまた辛い。辛さには強い僕でもそう思う辛さ。普通の高菜ならもっと乗せるけど、百歩では遠慮気味です。逆に言えばこれだけでも十分美味い、ご飯がススム。



小食気味の自分にとっては小鉢→半ライスだけでもそれなりにお腹が膨れて来た頃、本命のラーメンが到着。看板メニューの百歩ラーメン+味玉トッピング。メニュー一覧は下に引用させて頂いていますが、百歩ラーメンは720円。なかなか良心的な値段ではないでしょうか。物価高騰時代で結構な努力をしているのではないかと察します。

上述の通り、スープはアッサリかつ深みがあります。それでいて中太の麺はその見た目以上にシッカリとした触感、ドッシリとした重みがあり、思いのほかお腹が膨れます。どっかで飲んできた帰りに罪悪感に浸りながら食べるには最高ですね。

「お腹が膨れます」とか言いっといて替玉もしたんですけどね。いやぁ、100円なら行くっしょ。

北浦和店は駅から若干離れていますが開店後には満席になるくらいの人気店です。正午を回ると行列もできていて、入店を断念したことも数知れず。コロナ過前は深夜2時まで営業していたので、夜遅くの盛況振りも店舗前を通る度に見かけていました。

隠れたラーメン激戦区の北浦和エリア。「唯一無二」で「医食同源」のラーメンを食べてみたい時は百歩ラーメンに行ってみようぜ!

おしまい。

(参考リンク)
百歩ラーメン

さいたま市の背中(170)『早朝からラーメンが食べたい!(ラーメン山岡家 さいたま丸ヶ崎店)』

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

お待たせしました、大人気シリーズ「早朝からラーメンが食べたい!」第4弾です。

第1弾:(105)『早朝からラーメンが食べたい!(さいたま市で)』
第2弾:(107)『早朝からラーメンが食べたい!(こってり編)』
第3弾:(126)『早朝からラーメンが食べたい!(ドロドロ編)』

今回、朝っぱらからラーメンを食べに行ったのは、見沼区にある「ラーメン山岡家 さいたま丸ヶ崎店」。

山岡家といえば北海道に本社を置くラーメンチェーン。店舗は東日本を中心に日本全国に広がっています。看板メニューは強烈な匂いのする豚骨ベースの「特製味噌ラーメン」。その強烈さのあまり、そのラーメンは食べる人を選ぶ、という声も。一方で、根強いファンもいる。僕はもちろん大ファンです!味噌だけでなく醤油や塩もあるよ!



山岡家は「さいたま宮前店」を第2弾で既に紹介済じゃないか!と突っ込みも聞こえてきそうだけど、山岡家は店舗調理で店舗によって味も若干違う(とラーメン通は言う、らしい)から、そこのところはご愛敬。



山岡家さいたま丸ヶ崎店はさいたま市のほぼ北端に位置するため、ほぼ南端に位置する我が家からは、さいたま市を縦断する勢いで北上する必要があります。ナビ上では25分と表示されているけど、これは早朝(夜中)の3時であるからで、日中であれば倍以上かかる距離です。



2月の早朝。車内の気温はほぼ0度。うんうん、でもこの寒い季節に食べる朝ラーメンが美味いのだよ。



早朝4時台に車を飛ばして到着。早朝の快適ドライブも気持ち良いです。

山岡家のもう一つの特徴が大型道路沿いへの出店と24時間営業。それなのに店舗が暗いのは「まん延防止重点措置」に伴い24時間営業を自粛しているから。さいたま丸ヶ崎店の営業時間は5時~20時。哀しい。哀しいが仕方ない。



予め時短営業というのは調査済だったけど気が急いて4時45分頃に到着。一番乗りでした!エンジンを切ってしまうと、車内にいても車外にいても寒いのは変わらないので周囲を少し散策。熱いラーメンを食べるために身体を逆に冷やしてウォーミングアップ。

今の期間限定メニューは「特製もやし味噌ラーメン」か。山岡家の期間限定ラーメンはあまり食べないが、これは美味そうなので食べてみよう。



5時になったと同時に入店。時刻は食券に記載の通り5時1分。いかに素早く入店して素早く発券したか、この時刻が物語っていますね。日付もあるから店舗側には完全に身バレだけどまぁいいか。



感染対策はしっかりしています。これ↑が無かった時代が懐かしいなぁ。



食券を渡して「お好みは?」と聞かれるので、「硬め濃いめ」とオーダー。もはや朝5時のセリフではないけど、逆に考えれば朝5時だから罪悪感は少ない、という葛藤はいつものこと。



やがて運ばれてきた「特製もやし味噌ラーメン」!!!



美しや~。

朝ラーメン最高!!!

栄養!栄養!

カロリー!カロリー!

お味の方は生姜・唐辛子などのスパイスが利いていて、(更に胡椒も追加したので)普段食べる「特製味噌ラーメン」よりも強烈さを増しています。なんかもう、スープの熱さだけでなくスパイスの成分も相まって身体の芯から熱くさせる味です。辛いぞ!お子様には厳しいかも!大人の味だ!



夢中になってラーメンを完食して外に出たら、こんなに車が停まっていました!画像のタイムスタンプを見ると時刻は5時17分!時短営業の今、これだけみんな朝ラーメンに飢えていたのか!でも一番乗りした僕の情熱の方が強かったんだからね!と勝手に勝者を気取り、朝5時の道路をニンニク臭を漂わせて再び南に向かい帰宅をしたのでした。



山岡家は上場企業らしく、カロリーやアレルゲン情報をホームページに記載をしています。これを見る度に罪悪感を増倍させているのですが、「さて今回初めて食べた期間限定メニューはどれくらいかな?」と何気なく調べてみた結果!





\(^o^)/オワタ

しばし言葉を失う僕。一般的な成人男性の必要カロリーは一日2,300キロカロリーくらいなので、朝5時の時点で7割近くを摂取してしまったことになります。これから一日どう過ごせば良いんだ。太陽も昇っていないのに。でも、良いんだ。美味しかったから。

というわけで、さいたま市で食べる朝ラーメン、第4弾でした!みんなも朝からラーメンを食べようぜ!

おしまい。

(参考リンク)
ラーメン山岡家 さいたま丸ヶ崎店





さいたま市の背中(150)『約20年振りに鶏白湯ラーメンを食べたら大人になったことを実感しました@麺匠むさし坊』

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

80年代に旧浦和市で生を受けて以来、JR埼京線が通る武蔵浦和エリアで生活をしています。
この約30年間で変わったことといえば、とにかく住民が激増したこと。
駅前にはタワマンがボンボンと建ち、その勢いは今も衰えを見せていません。
戸数から推測しても、増加した住民数は数千人という表現では足りないかも知れません。
地元民としては「何を期待して武蔵浦和へ?」と言いたくなるのは秘密ですが、それは置いておいても都心へのアクセスは抜群なので、それが選ばれる理由の一つなのでしょう。

住民の増加に比例して増えるのは何でしょうか。
そう、それはラーメン屋(←異論は認めます)。
でも武蔵浦和駅周辺に限ってはその現象が見られないようです。
いや、武蔵浦和だけではなくて、どちらも飲み屋街で有名な赤羽駅~大宮駅の間はラーメン屋不毛地帯となっています。
いかに埼玉県内を走る埼京線沿線が純粋な住宅地・ベッドタウンとして機能しているかが分かりますね。
そういう「治安の良さ」も選ばれる理由なのかも。

そんなラーメン屋不毛の地である武蔵浦和エリアで古くから営業しているのが「麺匠むさし坊」。
武蔵浦和駅から徒歩3分ほど、時間帯によっては行列もできる人気店です。
口コミサイトによるとオープン年が1999年とのことなので、もう20年以上営業されているようです。
ジャンルでいえば「鶏白湯ラーメン」。
クリーミーでコクのあるまろやか白スープが美味しいですよね。
でも実はぼくは約20年前に一度ここで食べて以降、一度も利用していないのです。

それはなぜか。
当時学生だった若かりし頃のぼくが好きななラーメンといえば、全増し!味濃いめ!脂多め!という攻撃力が高いラーメンでした。
そう、山岡家みたいなこってりラーメン。
そんな血気盛んな時期に食べた「むさし坊」のラーメンは、「うーん、もういいや」という感じのインパクトに欠ける味だったのです。

あれから20年!(←きみまろ風)
身も心も胃もすっかり落ち着いた30代のぼくがなぜ「むさし坊」に再挑戦しようと思ったか。
単純にいえば、鶏白湯スープの味を他店で覚えたんですね。
あ、美味しいね、これは、と。

だから思ったのです。
今なら「むさし坊」でも美味しく頂けるかも知れない。
20年越しの友情が芽生えるかも知れない、と。


店内は明るくて非常に綺麗だし、外からも様子が見れるので、入りにくいということは一切ありません。
女性客や家族連れも多く利用しているのを前を通り過ぎる度に見ていました。
座席はカウンターのみのレイアウト。

注文したのは一番オーソドックスな「むさし坊ラーメン」に煮卵をトッピング。
麺は太麺と細麺が選べるのが良いね。
その他にも担々麺やつけ麺、期間限定メニューなんかも有り、色々な味が楽しめるみたい。

(↑昨年11月時点の看板です)
白湯ラーメンの味そのものは他店で経験済だけど、やっぱり独特の旨味がありますね。
ホンワカというか、まろやかというか、何だか複雑で奥深い味(褒めてます)。
若かりし頃の自分は、この「分かりにくい味」が好きではなかったのだな。
思い返してみれば、客層の平均年齢は若干高めな気がしたかも。
こういう味を美味しいと思えるようになった自分は大人になったのだなぁと、つい遠い目をしながら食べてしまうラーメンでした。

なお、そんな「優しい味」に飽きた際は、塩昆布と薬味があります。

特に塩昆布は、柔らかくなった麺に対してコリコリした食感を与え、塩気と共にパンチのある味にしてくれます。
つまり刺激が足りなかったら自分で味変が可能ってこと。
なんだー、こういうのがあるって知ってたら20年も間を空けずに再訪してたのにー。

ラーメンマニアではないから断言できないけど、さいたま市周辺で鶏白湯ラーメンを食べられる店はそんなに無いんじゃないかな。
少なくともぼくのお気に入りリストには「麺匠むさし坊」がこの度追加されました。
20年越しで。


みんなも「麺匠むさし坊」で美味しい鶏白湯ラーメンを食べてみようぜ!

おしまい。

(参考リンク)
麺匠 むさし坊 武蔵浦和店 (食べログ)

【まつ直近記事3本】
(147)『新しい様式でのイルミネーション@さいたま新都心』
(148)『がんばろう さいたま!商品券をゲットしたよ!』
(149)『スーパー銭湯飯は侮れない@湯屋敷考楽』