さいたま市の背中(170)『早朝からラーメンが食べたい!(ラーメン山岡家 さいたま丸ヶ崎店)』

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

お待たせしました、大人気シリーズ「早朝からラーメンが食べたい!」第4弾です。

第1弾:(105)『早朝からラーメンが食べたい!(さいたま市で)』
第2弾:(107)『早朝からラーメンが食べたい!(こってり編)』
第3弾:(126)『早朝からラーメンが食べたい!(ドロドロ編)』

今回、朝っぱらからラーメンを食べに行ったのは、見沼区にある「ラーメン山岡家 さいたま丸ヶ崎店」。

山岡家といえば北海道に本社を置くラーメンチェーン。店舗は東日本を中心に日本全国に広がっています。看板メニューは強烈な匂いのする豚骨ベースの「特製味噌ラーメン」。その強烈さのあまり、そのラーメンは食べる人を選ぶ、という声も。一方で、根強いファンもいる。僕はもちろん大ファンです!味噌だけでなく醤油や塩もあるよ!



山岡家は「さいたま宮前店」を第2弾で既に紹介済じゃないか!と突っ込みも聞こえてきそうだけど、山岡家は店舗調理で店舗によって味も若干違う(とラーメン通は言う、らしい)から、そこのところはご愛敬。



山岡家さいたま丸ヶ崎店はさいたま市のほぼ北端に位置するため、ほぼ南端に位置する我が家からは、さいたま市を縦断する勢いで北上する必要があります。ナビ上では25分と表示されているけど、これは早朝(夜中)の3時であるからで、日中であれば倍以上かかる距離です。



2月の早朝。車内の気温はほぼ0度。うんうん、でもこの寒い季節に食べる朝ラーメンが美味いのだよ。



早朝4時台に車を飛ばして到着。早朝の快適ドライブも気持ち良いです。

山岡家のもう一つの特徴が大型道路沿いへの出店と24時間営業。それなのに店舗が暗いのは「まん延防止重点措置」に伴い24時間営業を自粛しているから。さいたま丸ヶ崎店の営業時間は5時~20時。哀しい。哀しいが仕方ない。



予め時短営業というのは調査済だったけど気が急いて4時45分頃に到着。一番乗りでした!エンジンを切ってしまうと、車内にいても車外にいても寒いのは変わらないので周囲を少し散策。熱いラーメンを食べるために身体を逆に冷やしてウォーミングアップ。

今の期間限定メニューは「特製もやし味噌ラーメン」か。山岡家の期間限定ラーメンはあまり食べないが、これは美味そうなので食べてみよう。



5時になったと同時に入店。時刻は食券に記載の通り5時1分。いかに素早く入店して素早く発券したか、この時刻が物語っていますね。日付もあるから店舗側には完全に身バレだけどまぁいいか。



感染対策はしっかりしています。これ↑が無かった時代が懐かしいなぁ。



食券を渡して「お好みは?」と聞かれるので、「硬め濃いめ」とオーダー。もはや朝5時のセリフではないけど、逆に考えれば朝5時だから罪悪感は少ない、という葛藤はいつものこと。



やがて運ばれてきた「特製もやし味噌ラーメン」!!!



美しや~。

朝ラーメン最高!!!

栄養!栄養!

カロリー!カロリー!

お味の方は生姜・唐辛子などのスパイスが利いていて、(更に胡椒も追加したので)普段食べる「特製味噌ラーメン」よりも強烈さを増しています。なんかもう、スープの熱さだけでなくスパイスの成分も相まって身体の芯から熱くさせる味です。辛いぞ!お子様には厳しいかも!大人の味だ!



夢中になってラーメンを完食して外に出たら、こんなに車が停まっていました!画像のタイムスタンプを見ると時刻は5時17分!時短営業の今、これだけみんな朝ラーメンに飢えていたのか!でも一番乗りした僕の情熱の方が強かったんだからね!と勝手に勝者を気取り、朝5時の道路をニンニク臭を漂わせて再び南に向かい帰宅をしたのでした。



山岡家は上場企業らしく、カロリーやアレルゲン情報をホームページに記載をしています。これを見る度に罪悪感を増倍させているのですが、「さて今回初めて食べた期間限定メニューはどれくらいかな?」と何気なく調べてみた結果!





\(^o^)/オワタ

しばし言葉を失う僕。一般的な成人男性の必要カロリーは一日2,300キロカロリーくらいなので、朝5時の時点で7割近くを摂取してしまったことになります。これから一日どう過ごせば良いんだ。太陽も昇っていないのに。でも、良いんだ。美味しかったから。

というわけで、さいたま市で食べる朝ラーメン、第4弾でした!みんなも朝からラーメンを食べようぜ!

おしまい。

(参考リンク)
ラーメン山岡家 さいたま丸ヶ崎店





さいたま市の背中(169)『北海道にある浦和に行ってきた』

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

北の大地、北海道は明治初期以降の開拓史の名残で、道内各地に日本各地域の地名が残されています。例えば有名な所では、プロ野球チームの日本ハムが2023年に本拠地を移転することでも知られる「北広島市」は明治時代に広島県人が入植したことに由来し、釧路市には「鳥取」という地名があり、これも同じ時代に鳥取県人が入植したことに由来し、鳥取神社なんていう立派な神社もあります。その他多数(詳しくは最下部のリンク参照)

日本各地から北の大地を目指して入植し、厳しい自然環境の中で荒野を切り開いて来た人たち。これを浪漫と言わずして何と言う?いや、そんなに生易しいものではなかったと思うけど。いずにしても僕はそんな夢と冒険心と歴史のある北海道が大好きで、毎年のように道内各地を旅しています。

で、我らが埼玉県人はどうなの?って思って探してみたことが過去にあります。しかし、そんな地名は無いんですよね~。激動の明治時代に埼玉県人は地元志向だったのか。それとも入植はしたけど、地名を残すくらいの自己主張をしなかったのか。うーん、約130年後を生きる埼玉県人の僕にはどっちも有り得る気がします。

しかしある日のこと、あれは確か新聞だったか、ネットだったか。少なくともガイドブックの類ではありません。いずれにしても北海道に関する記事に「浦和」という地名を見付けてしまったのです。これは埼玉の浦和住民として行ってくるしかない。

ということで、行ってきました。

北海道にある「浦和」とは、いわゆる「道南」と呼ばれる地域の南端に近い福島町の中にあります。地図で見ると以下のピン止めした所↓



なお「北海道 浦和」とググっても出てきません。検索してみたところ居酒屋の「北海道 北浦和店」がヒットしましたからね笑。ちなみに10番目くらいに先日僕が投稿した記事が出てきました(投稿日現在)。影響力スゲー。



道南最大の都市、函館市を車で出て一時間弱。カーナビに「浦和」という文字を見えて来た時は震えが止まりませんでした。まるで長年帰省していなかった故郷に戻って来た時の気持ち、というのは言い過ぎか。埼玉は海無し県として馬鹿にされるけど、北の浦和はガッツリ海沿い。何なら漁港だってあるぞ。



ざばーんと波打つ北の浦和。



ナビ的にはこの先が浦和のようです。行って良いのか?戻って来られるのか?と少々不安になりつつも先に向かいます。何か言われても「浦和から来たんです!」って言えば笑って許してくれるだろう。もっと怒られるかも知れんけど。

北の浦和の所属自治体である福島町の中心部には、かつては松前線という鉄道が走っていましたが1988年に廃線になったとのこと。北海道を語るには鉄道の歴史も語らなくてはなりませんが長くなるので割愛。言いたいのは「基本は車でしか行けません」ということ。



東映のオープニングみたいだなぁと思ったり(伝わるかな?)

そんなこんなで興奮のあまりチョイチョイ下車したり撮影をしたりしながら先に進んで行きましたが、いよいよ北の浦和に到着する時がきました。



浦和市民が北の浦和に来たあああぁぁぁァァァ。

とまぁこんな感じで心では叫んではいますが、実際は物音を立てないように出来るだけ静かに行動をしています。

では少し北の浦和を散策してみたいと思います。



町の集会場みたいのがありました。



その名も「浦和生活館」



その前には可愛いポストが設置してあり、



ポスト所在地は「福島町浦和」とあり。ここから浦和の自宅に手紙を出すのも面白いと思ったけど、切手も葉書も持ち合わせていないのでスルー。



浦和覆動。覆道って海岸も山も無い埼玉の浦和住民だと見慣れない漢字だけど「ふくどう」って読むみたいです。「おおどう」って読んでしまっていました。



浦和覆道の先には板橋覆道という、さいたま市民、特に埼京線ユーザーなら思わずクスリとしてしまう、それ以外の人には解説が必要な組み合わせ。路線図を使ってご説明しましょう。



こういうことですね。浦和のトンネルを抜けたら板橋ってか!アハ-。と浦和市民の私は笑ったのでした。

それにしても話が大きくなりそうなので敢えて突っ込まなかったけど、浦和の他にも福島といい板橋といい、この妙な組み合わせは一体何なのか。



ご飯処の一つでもあれば入ってみたいと思ったけど皆無。純粋な港町のようでした。滞在時間は10分ほど。特に誰とも交わらず、大きく冷たい空気を吸い込み北の浦和を後にしたのでした。「北の浦和」って北浦和みたいでややこしい。以後、「北海道の浦和」に改めます。

最後に、北海道の浦和が所属している福島町の中心地に行ってみます。



距離的には北海道の浦和から5分ほどですが、住宅も多く、学校や公園などもあり至って普通の町でした。なお福島町で有名なのは「青函トンネル記念館」と「横綱千代の山・千代の富士記念館」。小さいながらビーチなどもあり、道南の観光地としても存在感があるようです。



立派な建物の福島町役場と国鉄松前線渡島福島駅跡。

「浦和」という地名について、ネットでググってみると「海岸が曲線をなしていることによる」と出て来ました。埼玉の浦和は「かつて(縄文時代)はそうだった」あるいは「川岸のつくりがそうだった」というのが有力な説のようですが、北海道の浦和は海岸沿いの景色がそう名付けさせたのは納得が行きます。両者が同じ地名なのは偶然なのでしょうか。

地名が同じだからという理由だけで、あるいは「市」と「集落」は釣り合わないのか、双方の間には特に友好関係も無いようです。なお福島町と姉妹都市関係にあるのは長崎県松浦市と長野県木曽町とのこと。松浦市の浦は浦和の浦?

今回は時間の関係で北海道の浦和はほぼ素通りだったけど、またいつか訪問してゆっくり散策してみたいです。コロナ過ではありますが、明けた日には北海道の浦和も旅行の訪問先の選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

おしまい。

(参考リンク)
北海道福島町
北海道開拓を担った各地からの移住者に学ぶ (28) ―武蔵国(埼玉県)の北海道移住
北海道各地の他府県由来の地名

さいたま市の背中(168)『さいたま市は羽田空港へのアクセスも抜群です!』

*この記事は時系列的には昨年2月に投稿した記事、『約20年振りに鶏白湯ラーメンを食べたら大人になったことを実感しました@麺匠むさし坊』において、ラーメンを食べ終えた後のお話です。

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

駅前にタワーマンションが立ち並ぶようになったJR武蔵浦和駅ですが、その理由の一つとして「東西南北への鉄道アクセスの良さ」が挙げられると思います。東京都はもちろん、同じ市内である大宮駅に移動をすれば新幹線に乗り換えて、北海道・東北・北陸へも新幹線で一本です。

そして意外と知られていない事実として、「羽田空港へも一本」ということ。しかも確実に座れるバスで。今回の記事はそんな羽田空港連絡バスの搭乗紀です。

*羽田空港連絡バスは本記事投稿時点ではコロナ過の影響により運休中です。
*正式名称は「浦和羽田線」となります。武蔵浦和駅は立寄地となります。

そんなわけでむさし坊でラーメンを食べ終え羽田空港に向かいます。



青空とタワーマンションと武蔵浦和駅とバス停。

さいたま市内と空港を結ぶ(結んでいた)バスの路線図は以下の通り。



元々は長きに渡り「大宮羽田線」がありました。「浦和羽田線」が開通したのはその後になります。この開通により武蔵浦和駅が最寄りの僕は、埼京線・武蔵野線の始発電車でも間に合わなかった始発フライトに乗れるようになり、より早く・より遠くへ移動ができるようになりました。旅が多い僕はこの時ほど「武蔵浦和駅周辺に住んで良かった!」と思ったことはありません。



バス停はこんな感じ。日中は比較的空席が多いですが、始発電車前は時期によっては予約必須です。過去に僕は予約無しで乗ろうとして、辛うじて残り一席に座れたという経験があります。ちなみに始発バスは4時半くらいでした。

そして待つこと数分。






バス来たあああぁぁぁァァァ!

この時は日中の便。日中は電車の本数も多いし、電車の方が運賃が(ルートにもよりますが)600円ほど安いので、割高のバスはあまり混みません。しかも日中は首都高の渋滞にハマり遅延リスクも高いので、相当時間に余裕を持たせる必要があります。でも実は空港連絡バスの運行管理の優秀さは一部では有名で、大幅な遅延が見込まれる場合は臨機応変に他のルートに変えたり場合によっては一旦下道に降りたりと、限りなく遅延を減らす努力もしているのですよ。

それでも僕が電車ではなくバスを利用する理由。それはバスの中で仕事ができること。テーブルを出せば移動するオフィスの完成です。約600円の差額はグリーン車みたいなもんですね。



しかもWi-Fi完備。写真は無いけど使用バスによってはコンセント付きの座席もあります。


首都高に乗って直ぐの荒川超え。旅に行く時はここで埼玉に別れを告げ、帰って来た時はここで埼玉に戻って来たことを実感します。それにしても如何にこの日の空席が多かったか分かりますね。

行きの搭乗紀はここまで。お次は帰りの搭乗紀だ!



ということで旅先から帰って来たワタクシ。大抵の場合、行きは元気一杯、帰りは疲労困憊です。特に平日の帰宅ラッシュ時間帯に到着するフライトの場合は、電車に乗って帰るだけでも一苦労ですし、最低2回ある乗り換えも地味に面倒です。そんな時はバスに乗って帰ろう!



羽田空港の到着ロビーを出て直ぐの場所に券売機があります。なお「空港発」の便は予約不可なので、タイミングやシーズンによっては満席の場合もあります。そんな時は後発のバスを選んで買う必要があります。これまで乗れなかったことはありませんが、1本見送った経験はザラにあります。



武蔵浦和行きをポチっと。



座席は先着順なので早めに並ぶ必要があります。利用客が年々増えていると感じるのは認知度や浦和駅・武蔵浦和駅周辺の人口が増えたからでしょう。コロナ過になるまでは結構な「ドル箱路線」だったのではないか、と思っています。



自然にダッシュ線みたいな画像になりボヤけてますが、22時25分発のバスのチケットを買いました。結構な遅い時間の便です。



そんな時間は出発の終便は終わっている時間なので出発ロビーは静かに美しく光っていました。

そんなわけで荒川を渡り再び武蔵浦和駅に戻ってきました。武蔵浦和駅のバス停も羽田空港に匹敵するくらい美しい光ですね。

この武蔵浦和と羽田空港を結ぶ空港連絡バスができたから旅が大変快適になりました。コロナ過で長期間運休をしているけど、また気軽に旅に出られる日が戻って来ることを願ってやみません。

おしまい。

(参考リンク)
国際興業バス 空港連絡バス



さいたま市の背中(167)『個人的No1の味噌ラーメンを紹介します(門左衛門)』

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

何だかとてつもなく寒い日が続くさいたま市です。そんな寒い日に食べたくなる食べ物の代表格がラーメン。色々な種類がある中で僕は味噌ラーメンが一番好きです。一番好きな店はさいたま市外にあったのですが、昨年10月にさいたま市内に支店がオープンしたとのことで行ってきました!



ドーンと迫力のある看板が僕の一番好きな味噌ラーメンを提供してくれる「蔵出し味噌 門左衛門」。これまでは隣の朝霞市にある店舗を利用していましたが、昨年遂に荒川を超えてさいたま市(西浦和)にやってきました!

後で知った話ですが、この店の本流は「田所商店」という北海道から沖縄まで100店舗以上展開しているラーメン屋で、「門左衛門」はその暖簾分けに当たるみたいです。ホームページを見る限りどちらもメニューはほぼ同じなので、気になった人は近所の支店に行ってみてね!



これまで行っていた朝霞市の店舗は隣町とはいえ生活圏内ではなかったので気軽には行けなかったのですが、西浦和店は自転車で自宅から10分程度。そんな距離に大好きな店が出来てしまうなんて。嬉しいけれど、太りそうで怖い。

この店の特徴は何といっても「味噌」。



それに加えて、期間限定のメニューがあります。今の時期は山形味噌ラーメンでした。一瞬気になったけれど今回はパス。なお団子みたいなのは玉こんにゃくだそう。過去の期間限定メニューはホームページでも確認できます。もちろん全部味噌!



もう一つ、特徴的なのがこの巨大なチャーシュー。普段はラーメンにはチャーシューを付けない僕ですが(高いから・・・)、門左衛門だけは例外です。しかも1枚からトッピングできるので、気分と財布事情によって調整ができる点もグッド。このチャーシューがある故に個人的No1として位置付けられています(僕の中で)。

お子様ラーメンだって味噌!単純に味噌ラーメンではなく「さいきょう(西京)」と記載する徹底ぶり。



アイスだって味噌。



何ならもう外観から味噌蔵ですからね(開店15分後でこの客入り)



味噌ラーメン来たあああぁぁぁァァァ!

北海道味噌肉ネギラーメンチャーシュー3枚トッピング!

お値段は軽く1000円超え。正確には1430円。普段はこんな贅沢はしないのですが、この日は大きな仕事があったので気合を入れるために(という言い訳)。



そしてこれが噂のチャーシューだ!この肉厚を見よ!3枚と言わず5枚くらい頼めば良かった!



今回は初めて西浦和店に来たけど、近隣の朝霞店と共通しているのは女性の一人客が多いこと。味噌って健康に良いからな。特に西浦和店はオープンしたてなので、とても綺麗な店舗でした。人気店だからか正午前には多くの席が埋まっていました。

まだまだ寒い日が続くけど、温かい食べ物を食べて乗り切りましょう!

おしまい。

追伸:チャーシューは思いのほかお腹にお溜まり3枚で十分でした。

(参考リンク)
蔵出し味噌 門左衛門 西浦和店
味噌らーめん専門店 麺場 田所商店




 

さいたま市の背中(166)『さいたま市のネットカフェでカンヅメになってみた』

どーも、さいたま市民観光サポーターまつです。

作家などが宿泊施設などに籠って執筆をすることを「カンヅメ」と呼ぶそうです。文豪なら温泉宿というイメージがありますし、出版社にはカンヅメ用の一室があるなんてことを、誰かの本で読んだことがあります。

温泉宿までは行かなくても、人によってはビジネスホテルで「カンヅメ」になったことがある経験を持つ方も多いのではないでしょうか。僕自身もビジネスホテル好きとして、数多くのカンヅメを経験してきました。もちろん我が地元、さいたま市でも。
参考:(129)『さいたま市民がさいたま市内のビジホに泊まってみた話』



先日、仕事で必要に迫られて急遽「カンヅメ」をして自分を追い込まざるを得なくなりました。そう思い立ったのが都内の勤務先からの帰り道。時刻は既に22時過ぎ。でもさいたま市内のホテルって高いんだよなぁ(なんでだろう)。

頭の中で選択肢を思い浮かべて最終的に決めたのが「ネットカフェに行こう」というもの。ネットカフェはテレワークで常用していますが、夜通し利用したことは過去に2回くらいしかありません。いずれも旅先で必要に迫られて。果たして僕は地元のネットカフェでの夜通しのカンヅメに耐えられるのか、というのが今回の記事。

訪問したのは、たまに日中に利用をする、大宮バイパスというさいたま市を南北に貫く大型国道沿いにあるネットカフェ、快活CLUB大宮三橋店。浦和の僕の自宅からは車で20分弱とチョイ遠めです。快活CLUBそのものは過去に記事にしたことがあるので、以前の訪問記事はそちらも併せてご参照頂ければと思います。今や日本全国に約500店舗あるので名前自体は見たことあるという方も多いでしょう。
参考:(128)『さいたま市のネットカフェでリモートワークしてみた』



到着をしたのは深夜0時過ぎ。この目立つ三角屋根は、かつてのスキー用品店のアルペンの居抜き店舗だから、というのはドライバーにはお馴染みのネタ。まぁ僕はウィンタースポーツは一切しませんのでアルペンとは無縁ですけども。


なお混雑具合はこんな感じで公式アプリで分かるので、空席があるのは事前に確認済。カラオケやマッサージシートもあるぞ。



店舗前を走る大宮バイパスは、南は東京都、北は新潟県まで続くので、深夜といえども、多くのトラックが通り抜けて行きます。僕たちの生活を支えている物流関係者に感謝です。



僕の今晩の仕事場兼仮眠場。滞在予定時間は、深夜0時から翌日正午の12時間です。



さぁ早速お仕事の開始です。時刻は午前1時。



ネットカフェの良し悪しには色々な視点がありますが、その一つは飲食サービスの充実度。快活CLUBはドリンクバーが充実していること、そして無料のソフトクリームの食べ放題が特徴。有料のフード系は美味しいと有名なようですが僕は未体験です。会社によってはカレー食べ放題とか、サウナ付き、とかもある、らしい。もはやカフェって何?って感じですね。



差別化が激しすぎて忘れてしまいがちですが、漫画の品揃えは基本的な要素ですね。こんなに漫画があって仕事が捗るのか!という声もあるかもですが、僕は普段はあまり漫画は読まないので誘惑にはなりません。

「夜通し」なんて言っていますが実際には数時間の仮眠をしています。基本的には徹夜のできる人間ではないので3時頃には一旦力尽きました。



日の出直後くらいの写真。狭い空間で仮眠をしていたので、外で軽く運動をします。既に車の通行量は増え始めています。



シャワー付きのネットカフェは多いですが、多くの快活CLUBの店舗にもシャワーがあります。特徴的なのは無料ということ。あまりお世話になることはありませんが今回は使わせて頂きました。



快活CLUBのもう一つの特徴が「無料モーニング」。朝6時から10時半までの間でポテトと食パンが食べ放題。特にポテトは「神ポテト」とテレビで紹介されて有名になりました。実際に美味しくて僕もコレ目当てで朝に良く利用します。



と、いうわけで僕の朝食です。ポテトって意外と腹に溜まらないんですよね。



ちょっと息抜きで朝刊を読みます。



さぁ朝食も食べたし、正午まで頑張るぞ。当然ながら各ブースには窓が無いので、画像だと夜っぽいですが時刻は既に朝8時頃。なお電気スタンドは無料で借りられます。ヘッドセットが映っていますが、ブースでは通話禁止なので、電話がかかってきたら通話ブースか駐車場に停めてあるマイカーに駆け込みます。



そんなこんなで正午までフラフラになりながらネットカフェで夜通しカンヅメになりました。一応やるべきことはやり切れました。

太陽が頭上にあるうちに仕事から上がれるのは嬉しいですが、爽快かどうかと言われると微妙です。やはり閉鎖空間で時間の変化を身体で感じられないからでしょうか。

とはいえ、集中してカンヅメになれる環境は嬉しかったです!困った時はまた利用したいと思います!

おしまい。

(参考リンク)
快活CLUB